のとルネアンバサダー、グルメ担当とっちです。
曳きたて、打ちたて、茹でたての「三たて」のお蕎麦をいただきにきました!
Contents
築130年の古民家の蕎麦処
七尾市中島町。海が近くにある小牧地区です。
長閑な景色の中に、「手打ちそば処くき」の味のある看板が。
自家製粉、石臼引き、手打ち蕎麦。。
もう、美味しい予感しかしません。
お店の前に、車4~5台は停めることが出来そうな広い駐車場があります。
築130年の古民家を改装したお店
陽当たりの良い入り口です。
店内は天井が高くて広いお部屋です!
以前は座席があったそうですが、バリアフリーを意識して、現在は全て腰掛椅子にしたそうです。
高齢のお客様も多く、配慮したそうです。
奥にも広いスペースをとった席があり、ソーシャルディスタンスの対策はしっかりとられています。
陽当たりの良いカウンター席を選んでみましたよ。
蕎麦処くき メニュー
●冷たい番表
十割そば 1200円
二八そば 950円
おろしそば〈辛味大根〉 1100円
っけとろそば〈とろろ〉 1200円
えび天おろし〈辛味大根〉 1550円
天婦躍ざる 1750円
天婦羅ざるセット 1800円
鴨ざる 2000円
※ミニ麦とろ飯 250增
※いずれも十割に変更できます。250円増
※十割大盛り(一、五人前) 450円増
※二八大盛り(一、五人前) 350円増
※十割そば追加 900円
※二八そば追加 700円
※価格は全て税込み表示されています。
●温かい蕎麦
かけそば 950円
山かけそば〈とろろ〉 1200円
揚げもちそば 1200円
にしんそば 1450円
天婦羅そば(天盛&かけ ) 1750円
天婦羅そばセット 1800円
鴨南蛮 2000円
※そば大盛り(一、五人前) 350円
※表とろ飯付きセット 250円
※価格は全て税込み表示されています。
蕎麦搔
そばがき〈わさび醤油〉 750円
揚げだしそばがき 900円
そばがきぜんざい 900円
※店内混雑時はお断りする場合もございます。
他にも一品料理やお飲み物がありますよ。
そば茶にそばのかりんとう
出されたお茶は、そば茶でした!
そしてお茶請けに、そばのかりんとう。
お蕎麦屋さんらしい、粋な取り合わせですね♪
蕎麦の香りがほんのりする、柔らかでどこか懐かしい味のするそば茶です。
蕎麦処くきの十割そば
店員さんにオススメのメニューをお聞きしましたよ。
やはり、こちらでは十割そばを食べていただきたいとのこと。
十割そばとは、そば粉だけで作られたお蕎麦です。
通常、お蕎麦には麺にするための「つなぎ」とよばれるものが入っています。
山芋であったり小麦粉であることが多いそうです。
十割そばとは、つなぎの入っていない、純粋にそば粉のみで作られたお蕎麦です!
ちなみに、一般的なお蕎麦の「二八そば」は、つなぎが2割、そば粉が8割です。
秋の深い日ではありましたが、あえて冷たいお蕎麦の十割そばをお願いしました。
冷たいお蕎麦 十割そば 1200円
笊に乗せられてやってきました、十割そば!
蕎麦の香りとともに、いただきます!
とっても美味しい!手打ちらしい、コシのあるお蕎麦。こんなに香りが豊かなのはなぜ?!
自家製粉だからこその「三たて」のお蕎麦
蕎麦処くきさんの美味しいお蕎麦の秘訣は、なんといっても国内産の蕎麦粉に、自家製粉です!
蕎麦の実を石臼で挽くところから蕎麦作りをしています。
蕎麦を挽いて、打って、茹でて、お客様にお出しします。
ですので、蕎麦処くきさんでは、
挽きたて
打ちたて
茹でたて
の「三たて」というこれ以上ないお蕎麦をいただくことができるのです!
どうりで、美味しいはずです。
お蕎麦を食べ終わった後は、蕎麦湯をお汁にそそいで、飲みますよ。
自家製粉だからこその蕎麦掻き
次に注文したのは、蕎麦掻きです。
そばがき、とは、そば粉を水でといたものです。
そばがき(わさび醤油)750円
ほかほかの、そばがきが出てきました。
わざび醤油でいただくのははじめてです。
ぷりっぷりのそばがきに驚きました!はんぺんのような、ツルンとした食感で、お蕎麦の香り。
わさび醤油ととってもあうのですね。
美味しい!おかわりしたくらいでしたが、そばがきって、割とおなかにたまります。
おかわりまではできませんでした。
そばがきってもっとゴツゴツした食感だと思っていたのですが、この滑らかさは意外でした。
自家製粉なので、粉の配分を自由に調整できるからこそ出せる食感なのだそうです。
お蕎麦も美味しいのですが、こちらのそばがきも是非食べていただきたいです。
次は、メニューにあった“そばがきぜんざい”を食べてみたいと思います。
平日は、自由にコーヒーをいただくことができます。
嬉しいですね。
蕎麦処くき 店主・久木信雄さん
店主の久木信雄さんは、明治21年に建てられたこの茅葺きの民家で育ちました。
その後社会にでて、しばらくは能登の地を離れていたそうですが、久木さんが50歳過ぎたころ、
脱サラをして、この家で大好きな蕎麦屋を始めるに至ったそうです。
蕎麦屋で修業をし、開店するや否やメディアに取り上げられ、人気店になったようです。
何よりも、美味しいからこそ人気が継続し、2021年でなんと19年目になるそうです!!
現在、久木さんご夫妻と娘さんの3人でお店をされています。
娘さんの自然体で柔らかい雰囲気が、ゆっくりとお蕎麦を味わっていってくださいね、というような空気を醸し出しています。
古民家に美味しいお蕎麦、そしてお店のお人柄すべてが居心地の良さを作り上げています。
暖簾の店名は仲代達矢氏の筆
蕎麦処くきさんの暖簾。味のある字体です。
こちらは有名俳優・仲代達矢氏の筆です。
中島町は、仲代氏が率いる無名塾が合宿をした縁で能登演劇堂が建ったという、無名塾とは懇意な町です。
店内にも、仲代氏の演劇の案内掲示があります。
仲代さんのファンの方は必見ですよ!
寒い日には、薪ストーブが活躍します。
晴れた日には、外のベンチで休むこともできます。
自然と文化を感じながら、美味しいお蕎麦を、そしてオススメのそばがきも是非食べにいらしてみてくださいね。
【蕎麦処くき 詳細】
住所 七尾市中島町小牧ラ部69番地甲地
電話 0767-66-6690
営業時間 11時~15時(ラストオーダー14時半)
※蕎麦売り切れ時閉店いたします。念のためお電話いただくか、あらかじめご予約くださいね。
定休日 火曜日・水曜日