
のとルネアンバサダー、イベント担当るっちです。
俳優 仲代達矢氏率いる無名塾と七尾市中島町との交流によって生まれた演劇専用ホール「能登演劇堂」。
そこで七尾出身の長谷川等伯の生涯を描いた舞台が無名塾と七尾市民によって公演されます。
七尾市民として、是非鑑賞してほしい作品です。
公演の案内の前に、まずは、能登演劇堂について、長谷川等伯について簡単にご説明します。
Contents
能登演劇堂について
石川県七尾市中島町にある「能登演劇堂」は、世界的にも珍しい舞台機構をもつ演劇専用ホールです。
俳優仲代達矢氏率いる無名塾との交流によって「演劇の町」となった中島町に、1995年(平成7年)5月12日に演劇専用ホールである能登演劇堂がオープンしました。
名誉館長には仲代達矢氏が就任されました。
この能登演劇堂で特筆すべきは、なんといってもその舞台構造でしょう。
舞台奥の大扉が開くと、そこには実在の能登の雄大な自然が広がり、それが舞台と一体となるという世界的にも珍しい舞台機構が特徴となっています。
詳しい説明は別記事にありますので、どうぞご覧下さいね。
長谷川等伯について
七尾市出身の長谷川等伯。
七尾市民の間では「偉大な画聖、長谷川等伯!!」としてほとんどの方が知っているのですが、全国では、知らない方も多いかもしれません。
ここでは簡単に長谷川等伯についてご説明いたしますね。
長谷川等伯(はせがわとうはく)は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけて活躍した絵師で、能登国七尾(現在の石川県七尾市)出身です。
能登国・七尾では、日蓮宗関係の仏画や肖像画を描いていましたよ。
元亀2年(1571年)頃に上洛して狩野派など諸派の画風を学び、雪舟らの水墨画に影響を受けたそうです。
当時、画壇のトップにいた狩野派に一人で乗り込んでいき、結果、千利休や豊臣秀吉らに重用され、狩野派を脅かすほどの絵師となりました。
等伯を始祖とする長谷川派も狩野派と対抗する存在となりました。
その生涯は波乱万丈に満ちたものであったようです。
彼の代表作には『松林図屏風』(東京国立博物館蔵、国宝)、『祥雲寺(現智積院)障壁画』(国宝)、『竹林猿猴図屏風』(相国寺蔵)などがあります。
石川県七尾美術館にて「長谷川等伯展」を定期的に開催
七尾市にある石川県七尾美術館では、長谷川等伯の展示を定期的に開催しています。
長谷川等伯は美術愛好家はもちろん、全国に多くのファンがいる人気の高い作家です。
国宝・『松林図屏風』が展示されたときは会期中に全国から人が集まり、夜になっても閉館できないほどだったそうですよ。
参考までに、2022年にあった長谷川等伯展についての記事です。
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無名塾+市民合同公演「等伯-反骨の画聖-」について
「等伯-反骨の画聖-」は、いしかわ百万石文化祭2023七尾市地域文化発信事業の一環として公演されます。
いしかわ百万石文化祭2023とは
いしかわ百万石文化祭2023は、「第38回国民文化祭」「第23回全国障害者芸術・文化祭」の統一名称で、各種文化について全国規模で発表、共演し、障害のある人もない人も共に参加して交流の輪を広げていく文化祭です。2023年の秋に開催されます。
七尾市では、能登演劇堂の存在を七尾市の強みとして「演劇文化の振興」をすすめています。
今回の公演では、七尾が生んだ稀代の絵師、長谷川等伯の生涯を賭して闘い続け、名声を追い求めた姿を、無名塾と七尾市民によって演じられます。
無名塾とは
無名塾(むめいじゅく)の主宰は俳優の仲代達矢氏です。
1975年3月、仲代達矢氏の自宅稽古場に集う若い俳優たちの間で自然発生的にスタートし、1977年より塾生の一般公募を開始。
実力派の俳優である仲代達矢氏の指導を直接受けることができ、実力ある俳優が輩出していることから、
入塾審査の倍率はとても高く、「劇団の東大」と称されるほどです。
所属俳優・出身俳優として、役所広司、益岡徹、若村麻由美、真木よう子、滝藤賢一がいます。
能登演劇堂は無名塾との交流によってできた施設であるため、定期的に無名塾の公演が開催されます。
今回、「等伯-反骨の画聖-」の公演は無名塾の俳優と市民キャストが演じます。
そして仲代達矢氏は演出で参加します。
「等伯-反骨の画聖-」あらすじ
(能登演劇堂公式の案内ページより引用)
長谷川等伯は、1539年、 七尾に生まれた。 戦国時代の後半、まだ信玄や謙信や信長が全国の覇を争って各地で戦いを繰り返していた頃である。 誰が勝ってもおかしくない、そうした下克上の世の中に、等伯はどんな夢を見たのだろうか。 能登で染物屋を営みつつ、絵仏師としても活躍していた彼は、その頃の 名を「信春」と言った。その彼が、30代に京の都へとのぼり、50歳頃には 「等伯」と号して、都の名刹に 豪華絢爛な天井画や襖絵を手がけて行くのである。等伯は、当時の画壇を牛耳っていた狩野派と争い、 みごと秀吉直々の仕事を請け、「天下の絵師」として名を馳せて行く。 そして、国宝 「松林図」 が生まれる。 等伯は、なぜ「松林図」を描いたのか、その謎に迫る物語でもある。
仲代達矢氏演出「等伯-反骨の画聖-」
これまで、仲代達矢氏は役者としてたくさんの舞台で様々な役を演じてこられました。
しかし今回はご自身は舞台には立たず、演出に専念されます。
仲代達矢氏が演出のみで参加するのはとてもめずらしく、どのような演出がなされるのか役者も観客も非常に興味深いところです!
これまで長く役者をしている方の演出とはどんなものでしょうか?!役者目線での演出がされた舞台。
どんな舞台になるのか楽しみですね!
「等伯-反骨の画聖-」公演日程
公演日:令和5年10月20日(金)~11月5日(日)
※休演日10月25日(水)・10月31日(火)
開演時間:14時
※開場は開演の1時間前となります。
■未就学児入場不可・車いすでご観劇の方は能登演劇堂までお問合せください。
■マスク着用、 検温、 消毒など感染症対策にご協力ください。
「等伯-反骨の画聖-」座席・料金
【前売】
一般 5,000円
高校生以下 3,000円
障がい者 3,000円 ※当日障がい者手帳をご掲示下さい。
※当日は500円増し
【座席】 全席指定席
【予約受付】
令和5年2月1日(水)より予約開始
令和5年6月1日(木)チケット発売
【チケット予約・購入】
能登演劇堂 0767-66-2323
「等伯-反骨の画聖-」公演場所
能登演劇堂
〒929-2222 石川県七尾市中島町中島上9
0767-66-2323
(mapは記事の最後にあります)
能登演劇堂友の会
公演が行われる能登演劇堂では、、お得に演劇を楽しめる友の会があります。
この公演を機会に友の会入会はいかがでしょうか?
友の会のお得情報など詳しい説明はこちらから↓↓↓
能登演劇堂、無名塾、長谷川等伯。
素晴らしい舞台になることと思います。
近隣の方も、遠くからいらっしゃる方も是非観劇にいらして下さいね。
【公演名 無名塾「等伯-反骨の画聖-」】
第38回国民文化祭 第23回全国障害者芸術・文化祭 いしかわ百万石文化祭2023 七尾市地域文化発信事業
能登演劇堂
〒929-2222 石川県七尾市中島町中島上9
0767-66-2323
●公演日 令和5年10月20日(金)~11月5日(日)※休演日10月25日(水)・10月31日(火)
●開演時間 14時 ※開場は開演の1時間前となります。
・未就学児入場不可 車いすでご観劇の方は能登演劇堂までお問合せください。
・マスク着用、 検温、 消毒など感染症対策にご協力ください。
●演出 仲代達矢
●出演 無名塾+市民合同公演
●台本 岡山 矢
●料金 【前売】
一般 5,000円
高校生以下 3,000円
障がい者 3,000円
※当日障がい者手帳をご掲示下さい。
※当日は500円増し
●座席 全席指定席
●予約受付 令和5年2月1日(水)より予約開始
令和5年6月1日(木)チケット発売