志賀町の町おこし「ころ柿」と地元農家の野菜「農産物直売所旬菜館」【志賀町 道の駅ころ柿の里しか内】

のとルネアンバサダー、観光担当のっちです!

羽咋郡志賀町にある「道の駅ころ柿の里しか」には温浴施設アクアパークシ.オン、農産物直売所旬菜館があります。

今回は農産物直売所旬菜館(しゅんさいかん)をご紹介します。
場所は国道249号線沿い、能登里山海道西山I.C.から約5分です。
志賀町末吉、JA志賀本店の横になります。

水色の看板が目立つ「アクアパーク シ.オン」が目印ですよ。

「ころ柿」という飴色の干し柿

早速、店内に入ると目についた干し柿。
これらは「ころ柿」という有名な干し柿です。
こちらの道の駅の名前にもなっています。

特産・能登志賀ころ柿が買える道の駅

この町の方々が、昔からの伝統的な作り方で独特のおいしさを追求した誇りある産物です。
普通に買うととても高額だそうですが、こちらの道の駅では気軽に買える値段になっています。
能登志賀ころ柿は、品質や形状がよい品種が使われているとのこと。
[西条柿]を原種とした系統から厳選された地場の柿品種である[最勝](完全渋ガキ)が、ころ柿に使用されているそうす。

この志賀町誇りの産物である「ころ柿」。
初冬、志賀町山間部の集落で風物詩をかもし出します。
朱色の柿が小春日の日差しの中で、甘い香りを里路に漂わせる風景は、志賀町ならではのものです。
このころ柿作りは、初冬の時期のおよそ2か月間が繁忙期です。
ですが、生産農家さんは四季を通じて、質の良い製品にするための作業が続けられています。
色々な思いを込めて実った柿は、伝統的な手順を守って作られています。


①収穫作業/よく色づいた順に収穫されます
②選果作業/形や大きさを揃えます
③へたとり・皮むき作業/衛生的な環境で傷をつけず手作業でむきます
④糸くくり・燻蒸作業/吊るしやすく、1本のひもに2個づつ結びます
⑤自然乾燥作業/室内で風通しを良くし、ゆっくり乾燥
⑥強制乾燥と手もみ作業/果実をほぐし、味と舌ざわりを良くします
このように手間をかけて作り上げられたころ柿は、味わえば、あたたかい郷愁さえ感じられます。
ころ柿は、志賀町特有の風味として全国各地に送り出されているということです。
味わう人に楽しさをと思いを込めて、生産農家の願いと、ふるさと志賀町の息吹を日本国中にと、このころ柿は町おこしの一役も背負っています。
消費者の皆さんに喜んでもらえる一品をと、生産農家の皆さん、農業共同組合の皆さん、町のみなさんが一体となって"よい物づくり"を目指されています。
これぞまさしく、町おこし!
素敵な町だなあと、つくづく思いました。

贈答用にもオススメのころ柿の箱売りや、気軽に買えるパック包装も販売されています。
スタンダードな品種で、とても甘い最勝柿の販売時期は12月の初め〜 1月中旬です。
今回伺ったのは3月で、店頭に並んでいたのは、上品な甘さで定評のある「平たね柿」のパック売りのみでした。
贈答された方から問い合わせがあることもありますが、期間が限定されるということと、人気の商品で売りきれているということもあるそうです。

志賀町のお土産に「ころ柿パイ」


ころ柿を使った「ころ柿パイ」も販売しています。
素朴なパイ生地に、刻んだころ柿が練り込まれているそうです。
こちらはお持ち帰りの際に割れやすいそうなのでご注意くださいね。


またパウンドケーキも同じように、刻んだころ柿が入っていてどちらも人気の商品です。

店長オススメ!「ころ柿ソフトクリーム」


また更にオススメなのが、「ころ柿ソフトクリーム」です。
とても好評だそうですよ。店長のオススメで早速私も食べてみました。
めちゃめちゃ美味しい‼︎
とても濃厚な味わいだけどさっぱりしています。ころ柿の自然な風味がほのかにします。

旬菜館の店長の芝田保弘さん

店長の芝田さんは優しく、あたたかい人柄の方です。
お客様からの質問にも気さくに、そして丁寧に応対されていました。
芝田さんは、食品会社に16年勤務の後にこちらの店長になりました。

最初の頃は、イベントや売り上げが伸びる企画をという思いが強かったのですが、
何が大事かと考えた時に、「人と人との繋がり」だと気づかれたそうです。

次の生産者の開拓や、お客様の要望の見直しなど、こつこつと取り組み続けています。

些細なことの取り組みが一番大事だとおっしゃいます。
お客様に満足して喜んで帰って頂くことを日々追求され、人間関係を大切にする素敵な芝田さんです。

地元の旬の野菜がならぶ道の駅

地元の野菜もならんでいます。

新鮮で、珍しい山野草などもありました。

ねぎ、春菊、だいこん、ほうれん草、水菜、チンゲン菜、キャベツ、ブロッコリー、かんぞう、せり、ふきのとう、かぶら、とうな、中島菜、しいたけ、しょうが、菊いも、里芋、紅はるか、のと金時、安納いも、長いも、大豆粉



その他加工品なども販売されています。
わらびの塩漬け、味噌、梅干し、らっきょう、落花生、切り干しだいこん、かきもち、巻き寿司、おはぎ、赤飯、かりんとうまんじゅう、えがらまんじゅう、クッキー

お漬物などお手軽に買える値段で、気軽に購入できる量になっているので、お試しとしても購入しやすいですね。

季節にはサザエも安価で並ぶ道の駅

また海産物はすべて志賀町漁港の季節物です。
今回はサザエ、あおさ、生わかめがありました。
サザエはたくさん入っていて安く、とてもお得に感じました。
海が荒れると水揚げできず店頭に並びません。そんな時はお客様から残念がられますが、これも地物だからこそですね。

和歌山県の道の駅「柿の郷くどやま」の特産品も

道の駅ころ柿の里しかの姉妹駅である「柿の郷くどやま」(和歌山県九度山)のはっさくやレモンが目を引きました。
冬から春の時期は明るい色の物が少ないと言うことで、少しでも目に留まる綺麗な色の物をと考え、仕入れているそうですよ。
段々畑でたくさんの太陽をあびた柑橘系はみずみずしく甘そうですね!

能登を応援!CD「おいで能登半島」

最後に、店長の芝田さんが手掛けているCDが販売されていました。
地元ソングで、千里浜や能登半島を中心に地元を盛り上げる歌を作られています。
どんな時に作られるのか聞いてみました。
物を売っている時にパッと降ってくるそうで、仕上げはご自宅でされると言うことです。

旬菜館の地元ならではの情報♪

志賀町特産のころ柿を初め、心のこもった生産者の野菜など是非手に取ってお買い求め下さい。
お料理のレパートリーも増え、美味しいお料理が出来ること間違いなしです。
平日は、開店前にお客様が並んでおり、土日祝日は混雑が予想されます。
その為商品が午前中に売り切れてしまうこともあるそうですので、お買い求めは午前中がオススメですよ。
そして、野菜が一番多く出回るのは5月〜10月ということです。

【道の駅 ころ柿の里しか 農産物直売所 旬菜館 詳細】 

(住所)〒925-0154 石川県羽咋郡志賀町末吉新保向10番地

(電話番号)0767-32-4831

(FAX) 0767-32-0038

(営業時間)平日/9:00〜17:30
土日祝/9:00〜18:30

(定休日)毎週火曜日

年末年始12/31〜1/3
※変更の場合もありますのでホームページをご確認ください。

(駐車場)敷地内の店舗前

(支払方法)現金.クレジット


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