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2024年4月27日再開!
2024年1月1日の能登半島地震で被災し、景観は大きく変わってしまいましたが、新たな景観を楽しんでいただければと思います。
能登半島のさいはて、珠洲市。
その能登半島最先端、珠洲岬にある「よしが浦温泉ランプの宿」に併設するパワースポット、青の洞窟をご紹介します。
観光スポット【青の洞窟】のすぐそば「ランプの宿」
ランプの宿は、再開の見通しは立っていないそうです。
青の洞窟がある聖域の岬に位置する宿、ランプの宿は約450年前から続く温泉宿です。
入江ぎりぎりに建物が建っていたこともあり、かつては電気が通じておらず、ランプの灯りで過ごすことのできる宿として名を馳せていたようです。
現在はラグジュアリーで趣のある雰囲気の旅館として国内外問わずの人気ですぐに予約が埋まってしまうという高級旅館です。
一度は宿泊してみたいものです。
今は道もできて自動車で向かうことができますが昔は船じゃないと入っていけなかったそうです。
このランプの宿敷地内で汲み出される聖域の水は【百年水】と呼ばれ100年経っても腐らないというから驚きです。
百年水についてはテレビで見たことある人もいらっしゃるかも知れませんね。
そんな不思議がいっぱいな、最果てのパワースポットへ今回は行って来ました。
日本三大パワースポットとは
静岡県の富士山、
長野県の分杭峠、
石川県の珠洲岬
と言われています。富士山と名を連ねていると思うと、すごい場所なんだな!と期待が高まります。
珠洲岬がパワースポットと呼ばれるようになった謂われ
能登はインドの聖地だったという説があります。
伝説によると、はるか昔天竺(今のインド)から来た法道仙人が、天に登るための修行をしながらこの岬に住んでいたそうです。
養老元年(西暦717年)垂仁天皇の皇子である大玉彦忍代別尊が言葉を発せられないでいることを知り、この病を法道仙人が仙法で治してあげたという事で、法道仙人は一気に有名人になりました。
仙人はその後この岬で習得した強靭なウルトラパワーで無事天へと登っていくことができたと伝えられています。
この、法道仙人の伝説から『天へ登る→能く登る→能登』というように能登の語源となったとのことです。
聖域の岬は、呼ばれし者だけが強靭なパワーを授かれる神秘の岬、青の洞窟は法道仙人が『天へ登る為のパワー』を習得した場所と伝えられています。
※聖域の岬リーフレットより一部引用
空中展望台からの眺め
入場料1500円支払ってゲートから中へ入ると青の洞窟だけでなく、空中展望台と金剛崎もセットで見ることができます。
空中展望台や金剛崎についてはこちらの記事を併せてご覧ください。
聖域の岬の坂を下って
空中展望台や聖域の岬を巡ったあとは、そのままやぶ椿の遊歩道を抜け
絶景の遊歩道へ進んでいきましょう。
少し急ですが坂があります。
以前あった手すりなどは現在は撤去されていましたので足元にお気をつけください。
小さな入江が絶景
坂を下りきると小さな入江があり、そこからの景色がとても美しいです。
ここもまた絶景フォトスポットだと思います。
赤いトンネル
青の洞窟への入り口です。
赤いトンネル(地下遊歩道)は神社の鳥居のような色合いで、ここから別世界の入り口ですと言わんばかりの雰囲気があります。
奥にぼうっと見える青い灯りが、ずっと見てると吸い込まれそうな神秘性を演出していました。
波の音とスポットライトの幻想的な共演
青の洞窟です。昔はこのライトアップは有りませんでしたが、現在はブルーのライトでより青さを演出しており、照明が幻想的な雰囲気を醸し出しています。
2019年に訪れた際にはなかった浅めの水溜りが新しく作られていました。ライトが反射しており、いい写真が撮れます!
照明と水の反射でとても幻想的な写真【映え写真】が撮れます。
昔話の伝説にあった法道仙人も、ここで瞑想などの修行をしたのでしょうか。
あまり人が居ないタイミングだったこともあり、とても静かで、風と波の音だけが洞窟内に響くのでした。
100円で蝋燭を灯すことができます。
お代は金のポストへ入れる形式のようです。
仏陀の顔でしょうか?洞窟内に彫ってありました。
聖域の波に揉まれたパワーストーン
青の洞窟内の波打ち際には白い石がたくさんあります。
波に揉まれて、石の角がなくなり、綺麗な丸い形になっています。
これは一人一つであればお土産として持って帰ってよいそうです。
おそらく【聖域の力や海の力によって浄化されている石】という意味合いなのでしょう。
一つ手にとってみると波に濡れていて、ひんやりしていました。
非現実感があり、リラックスできる空間
青色は、涼しさや安息をイメージする色とされ、 興奮を抑え、気持ちを落ち着かせ、集中力を高める効果があるとされています。
青色の光には精神を落ち着かせたりリラックスする効果があるそうで、精神的ストレスを受けた人が室内で青い光を浴びながら横たわっていると、リラックスした状態に戻るのが早くなるという実験結果もあるようです。
青の洞窟の空間は、それに加えさざ波などの自然の音も聞こえてきます。
青い光と自然光のバランス、水の音と風や海の音、洞窟の空間の薄暗さなどを上手く活用して作られている癒やしのパワースポットなんだなと感じました。
都会の喧騒やストレスフルな日常から離れて青の洞窟内でぼーっとしてみるのも、いいのかもしれません。
聖域の岬は今後も注目のパワースポット
今は入ることができない【みかづきヶ浜:現、恋人ヶ浜】の10年ほど前(2012年ごろ)の冬の写真がありました。
今は中に入ることができませんでしたが、いい雰囲気の場所でした。
機会に恵まれ3年間隔くらいの頻度でこの場所に来ているのですが、たびに進化していて毎回驚いています。
現在と違い、10年以上前は空中展望台のみで、岬の先端もそのままの状態でした。
今のように柵も石畳も敷かれておらず、箒のようになった木と林があるだけで、まだ何もありませんでした。
青の洞窟への道もなく、まだ足を踏み入れることができませんでした。
岬に手を加えることに関して賛否両論あるのではないかと感じますが、人の手を加えて美しく整え、人を集めて盛り立ててあるのでもともとのパワースポットにさらにより良い気が流れてきているのだと思います。
大きな神社の気が整っているのも人の手が加えてあったり、参拝者の目があるからこそです。
青の洞窟も施設の維持費などを考えると1500円は妥当な金額だと思いました。
パワースポットへのお布施と考えるといいのかなと感じました。
青の洞窟はこれからも進化していくであろう今後も注目のスポットだと思います。
【青の洞窟 詳細】
石川県珠洲市三崎町寺家10−13
TEL:090-7087-8800
入場料(空中展望台とセット)
大人1500円
小学生以下200円
※空中展望台入り口ゲートの入り口でのお支払いになります。
無料駐車場有り
営業時間:8時30分〜17時(冬期16時30分まで)
この記事を書いた人、北谷彩織
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