のとルネアンバサダーの北谷彩織です。
禄剛埼灯台から最寄りの駐車場内にある、道の駅狼煙(のろし)。
能登半島で一番北にある道の駅は“ここでしか手に入らない逸品”の宝庫でしたのでご紹介します。
Contents
日本の灯台50選にも選ばれる禄剛埼灯台すぐそばの道の駅
海から昇る朝日と、海に沈む夕陽を見られるロマンチックスポット
通称『狼煙の灯台』と呼ばれる禄剛埼(ろっこうさき)灯台へはこちらの道の駅駐車場から徒歩10分ほどの距離です。
目印は灯台を模した狼煙のオブジェ
奥能登絶景海道を行く最中、狼煙漁港の看板を左に曲がり山手へ向かうと、そのオブジェが見えてきます。
まっすぐ行って通り過ぎてしまわないようにご注意を!
駐車場近くには須須神社奥宮遥拝堂があります。
奥宮自体は山伏山にあり、けっこう険しい山の中にあります。
奥能登の名産品が軒を連ねる充実のラインナップ
道の駅の中に入ると、いしりに塩などご当地調味料の数々があります。
能登産の塩を使用した羊羹やゴーフレットなどの塩スイーツや、映画「さいはてにて」にちなんだ二三味珈琲のドリップ式珈琲。
奥能登の花々から採れた蜂蜜「百花蜜」など充実のラインナップ!
昔ながらの手作り梅干し(紫蘇の色が本当に鮮やか!これがお弁当に入っているとご飯が紫蘇の色で染まっていて嬉しかった記憶があります!(笑)
そして地元でとれた野菜や山菜が並ぶこともあります。
そして中でもイチ推しなのが…
地元珠洲で育った大浜大豆使用 こだわりの地豆腐
この豆腐を目的に、この道の駅狼煙に訪れる人が居るほど絶品なんです!
口に入れると大豆の香り、大浜大豆特有のやさしい甘みとうまみが口いっぱいに広がります。
今回はラッキーなことにおぼろ豆腐を買うことができました。
今回は、お昼過ぎに伺ったのですが、ご覧のように商品がほぼ売れたあとでした。
大浜大豆って?
狼煙の豆腐に使用されている大浜大豆は地元珠洲の在来種の大豆で、花は白く実は大粒です。
かつて出稼ぎが盛んだった能登では県の奨励品種よりも晩生だったため廃れていった背景があります。
さらに葉たばこの栽培が盛んになったことで追い打ちがかかり、一度適歴史からその姿を消してしまった品種でした。
そんな大浜大豆を復活させたのが二三味農産の二三味義春さんです。
その豆を作れるのも現在は二三味さんのみです。それが大浜大豆の“幻の大豆”たる所以です。
“幻の豆腐”作っているのは三人のマダムたち
この狼煙の豆腐、製造から販売まで全て道の駅狼煙で行われており、三人のおばあちゃんたちの手によって作られています!
朝の7時半から大体12時半までかかるのですが、その日の気候などにも左右されるので製造時間は多少前後します。
使っている“にがり”も”珠洲の塩のにがり”のみで固められており、にがりの濃度によっても固まる時間は違ってくるそうです。
狼煙の豆腐は、ここでしか買えないのでぜひ皆さんも味わってみてください。
※事前にお電話での相談が必要ですが、豆腐作り体験もできるとのことです。
美味しい豆腐作りの思い出、お子さんとの特別な体験にいかがでしょうか?
今回買ったおぼろ豆腐は珠洲の揚げ浜式製塩で作られた塩をかけて食卓に出しました。
大浜大豆の持つ甘みと旨味がより一層引き立って子どもたちも「美味しい!」とおかわりして食べてくれました!
素材の持つ美味しさ、旨味を引き立ててくれる美味しい塩が能登にはあります!
駅長の大浜大造くん
道の駅狼煙の駅長『大浜大造くん』大豆のフォルムが親しみやすい癒やし系のお顔ですね。
実は大浜大豆生産者の二三味義春さんがモデル…!?と言われています。
タオル、Tシャツなどキャラクターグッズが並んでいます。
こちらも“ここでしか買えないもの”です。
他にはコーヒー豆の麻袋も売っていました。こちらもなかなか売っている場所はないのではないでしょうか。
レジの横にもひっそり珠洲焼の大造くんが居ます。なんかご利益ありそうなので気付いたらシャッターを押していました。焼き物になってもかわいい。
採取するのも命がけ?!’岩のり&こな
こちらの道の駅、能登の海藻類も充実しています。
聞くとどれもすぐそこの海で採れたものだとか。
とくに“岩のり’’は能登の荒波に揉まれ打ち寄せられ岸辺の岩や海苔畑に漂着したものを採取する貴重な海苔です。
軽く炙ってよし、吸い物に入れてよし!地元では雑煮の具にも欠かせません。豊かな海苔の味と香りが口いっぱいに広がります。
ひとつひとつ丁寧にこしらえられた板のりは冬に採取が盛んになるのですが、冬の日本海は荒れている事もあり…まさに命をかけて採られている逸品です。
道の駅狼煙に並ぶ海藻類の中にはあまり市場に出回らないレアなものもあります。
今回は“こな(はばのり)’’にお目にかかることができました。
“狼煙のこな”は少し岩のりも混ざった味わい贅沢なものとなっております。見かけたらかなりラッキーだと思われます!
名物!豆乳ソフト おからドーナツ おからコロッケ
優しい甘さのおからドーナツ、魚のすりみなど地元食材を混ぜ込んだおからコロッケも、タイミングが合えば揚げたてを食べることができます。
大人気のため今回はどちらも売り切れでした。
豆乳ソフトクリームは冬期はお休みのようです。
販売は4月から開始されるようです。
豆乳ソフトクリーム
2023年6月、再訪しました。
やっとソフトクリームにありつけました♪
大浜大豆の豆乳フロート 600円
大浜大豆のソフトクリーム黒蜜がけ 550円
大浜大豆のソフトクリーム 450円
販売されていました。
まずはスタンダードな豆乳ソフトクリームをお願いしましたよ。
見た目は普通のソフトクリームと全く同じ。
しかし甘さが控えめ!大豆の風味が微かに感じられました。
この日は暑い日でしたのですぐにとけはじめました。早く食べないと!
海と灯台プロジェクト 燈の守り人(あかりのもりびと)
日本財団のプロジェクト海と灯台プロジェクトの、
燈の守り人(あかりのもりびと)のキャラクターが出迎えてくれます!
道の駅狼煙には、「日本の灯台50選」の紹介も」ありますので、こちらにも是非お立ち寄りくださいね。
今回の取材にあたりお話を伺った、道の駅狼煙の下飼さん、ありがとうございました!
【道の駅 狼煙 詳細】
石川県珠洲市狼煙町テ部11
0768−86−2525
営業時間:8時半〜16時
(季節によって変更あり)
EV充電施設 バリアフリートイレ有
PayPay、クレジットカード使用可