のとルネアンバサダー、観光担当のっちです。
能登にはたくさんの祭りがあります。中でも「キリコ」と呼ばれる大きな奉燈(ほうとう)はご存知でしょうか?
能登に来たら祭りを体感していっていただきたいのは山々ですが、皆さんが訪れる都合もありますし、
体感できないこともあるかもしれません。
しかし、「輪島キリコ会館」に行けばキリコにの迫力をいつでも体感できます。行く価値は十分にあるおすすめスポットですよ!
Contents
2015年3月リニューアルオープンした「輪島キリコ会館」
輪島キリコ会館は2015年に輪島朝市のすぐ近くにあるマリンタウンに移転し、リニューアルオープンしました。
マリンタウンは海の目の前で、駐車場も広々ととってあります。
ちなみに輪島朝市の駐車場からは車で1分という近さです。
駐車場で車を降りて、目の前にそびえたつ輪島キリコ会館。
とても大きな建物です。
大きな建物の内部は3階構造となっています。
受付をすませ、進むと随分とスッキリした入口が。
進むと自動ドアになっています。
そのドアが開くと・・・
大きな迫力あるパネル!メッセージ力も強い。
シンプルな入口とはうってかわって、一歩入るとそこは情熱の展示でした。
お祭り好きにはたまらない祭り囃子が流れる館内。聞くだけで胸が熱くなります。
1階はキリコ展示スペースです。
大キリコ7基と、キリコ24基も展示されていますよ。
こんなにズラリとキリコが並ぶ姿は圧巻です。
キリコが妖艶に輝いており、祭り囃子とともにまるで異世界に来たかのようです。
実際に祭りで使われているキリコの展示も
近くで見上げると、尚更迫力が。
この大きなキリコが担ぎ上げられるんですね!お祭りの勢いと盛り上がりが想像できます。
キリコは、100年以上前に造られたという歴史あるキリコから、今でもお祭りになると担ぎ出される現役のキリコまで展示されています。
お祭りになると、この会館の大きな扉から担ぎ出されていくんですよ。
写真左側の、この幕の下は扉になっています。
1階から天井まである大きな大きな扉です。
館員によるガイド
キリコを見ていると、館員さんがマイクを持ち、私たちに説明をしてくださいました。
基本的に来館者には順にガイドをしているようです。
この時の来館者でその場にいたのは4名ほどできたので、4名相手にも説明してくださいましたよ。
能登の祭りの歴史、
キリコの由来、
輪島市の思いなど、これは聞いていてお得です。
とても勉強になりますよ。是非、現地でキリコの迫力の元で実際にお聞き下さいね!
キリコひとつひとつの由来も聞くことができ、そのあとのキリコ見学がとても興味深くなりました。
壁面は一面パネルとなっています。キリコ祭りについてわかりやすく描かれています。
流れるように読むことができます。
「輪島キリコ会館」は写真撮影可能
輪島キリコ会館は、撮影可能です。
これだけの素晴らしい姿を前にすると、記念撮影したくなりますよね。
「キリコを担いだ写真を撮ろう!」
こんなコーナーもありましたよ♪
他にも絶好の撮影ポイントがありますよ。
それは2階にあります。
通路をさらに進んでいくと、2階へ進む通路となり、空中回廊となっています。
キリコ祭りを見に行っても、キリコを上からみることなんてないですよね。
輪島キリコ会館では立ち並ぶキリコを上からみるという貴重な体験ができるんです。
さらに、インスタグラム用の映えスポットも。
さらに、スクリーンシアターも用意されています。
祭りの映像を見ながら、キリコの祭りを見たことがない方でも、実際の祭り映像をみることによってどんなお祭りなのか知ることができます。
臨場感あふれる映像となっていますよ。
高さ16mの大松明(おおたいまつ)
3階は展望ロビーになっています。ここでは、1階から突き抜ける大松明(おおたいまつ)を見ることができます。
キリコも大きくて圧倒されますが、この大松明の大きさも圧巻です。
この大松明は高さ16mもあり、毎年夏に行われる「輪島大祭」で燃やされるものだそうです。
この大松明の形ですが、柱の先に傘があり、縄と竹が組まれています。
この形は輪島市の沖合にある舳倉島(へぐらじま)の女神さまがこの松明の灯りを目指して来、
輪島の重蔵の神様との間に新たに神様を産むために苦事もなく安産を祈るいわれを示しているそうです。
傘は女神さまの子宮、縄はへその緒を示しているそうです。
こうして祭りの伝承を知りますますキリコ祭りを身近に感じることができます。
そして大きな窓からは美しい海原を眺めることができます。
輪島キリコ会館のお土産
さて、大きなキリコや大松明を観たあとは、お土産品のショップです。
キリコ祭りにちなんだグッズや、輪島の伝統工芸品が並びます。
記念に買って帰りたくなります。
祭りといえば、お酒。
見学の余韻なのか、なんだか迫力のあるお酒に見えてしまいます。
1階壁面にあった一文です。
キリコを担ぐことは人間力をつなぐこと。
本当に、そう思います。いつまでもつながっていってほしいキリコ祭りです。
所要時間30分~1時間の輪島キリコ会館
輪島キリコ会館は、ガイドも聞きゆっくりと説明を読みながら進むと1時間弱かかりました。
雰囲気を感じ、体感するのなら30分位でも見て回ることができます。
夏や冬、外の天気が悪い季節でも、快適に能登のキリコ祭りについてゆっくり、そしてたのしく見学できる「輪島キリコ会館」は想像以上に素晴らしい施設でした。
小さいお子さんがいて、祭りは見せてあげたいけれど夜に外出が難しい、また能登の激しい祭りの場所には連れていけないけれど、祭りは体験させたい、
というときには「輪島キリコ会館」をオススメします。
能登で開催される祭りは夏がほとんどです。それ以外に時期に能登を訪れた方に能登の良さを伝えたい!祭りの迫力を伝えたいときには、是非「輪島キリコ会館」へお越しくださいね。
輪島キリコ会館入館料はキャッシュレス決済可
輪島キリコ会館の入館料は、
一般 630円 高校生 480円 小・中学生 370円
石川県プレミアムパスポート、JAF、ぶらり能登など各種サービスがありますので受付でご確認くださいね。
名称 | 輪島キリコ会館 |
住所 | 石川県輪島市マリンタウン6番1 |
連絡先 | 0768-22-7100 |
休館日 | 年中無休 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
入館料 |
一般 630円 高校生 480円 小・中学生 370円 (未就学の児童は無料) |
駐車場 | 無料 |
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