和倉じばん館
和倉温泉湯元の広場から、山側へ向かう道を100メートルほど進んだところに和倉じばん館があります。
和倉じばん館は、もともとは、地域のお年寄りが気楽に集える場所になるようにという思いを込めて、
「じいさん」「ばあさん」から「じばん館」と名付けられたそうです。
和倉温泉の人気キャラキター、わくたまくんがお出迎えしてくれます。
中には、地元のお土産ものや就労支援施設で作られた商品なども置かれていて、どなたでも、和倉の町の散策の際、気軽に立ち寄っていただけるサロンのような場所になっています。
田鶴浜組子体験
能登の伝統工芸の一つである田鶴浜建具をご存じでしょうか?
歴史は古く、1650年、和倉温泉の隣の田鶴浜町にある東嶺寺を改修する際に、指物師を指物師を呼び寄せたのが、ことのはじまりとなっています。
その技術が大変優れており、村人が次々と弟子入りしたことがこの町の「田鶴浜建具」の起源となったそうです。東嶺寺には、今もその当時の人々が感嘆した建具が現存しています。
詳しくはこちらの記事でご覧ください。
田鶴浜組子体験
「和倉じばん館」では、三種類の組子から選んで体験できます。
●六角コースター 1200円
●コースター(3枚) 800円
●写真立て 1200円
息子は六角コースター、私は3枚組のコースターを選びました。
奥の和室のテービルに座って体験スタートです。
袋から出した、バラバラの材料。息子は最初、少しスタッフの方に教えていただき、後は説明書を見ながら黙々とやっていました。
かなり細い木材で、きっちりはまるようになっているので、一度はめるとなかなかとれません。無理に力を入れると折れてしまいますので、バランス良く押すコツも必要でした。
内側の一番小さい部品は、両端の角度の違いを見分けて正しいところにはめる必要があります。
レゴやラキューとはひと味違う難しさがあるようですが、それがまた楽しいようです。
どうしても上手くはまらない時は、木槌も使えます。こちらも力を加減しながらかなり慎重に叩いていました。指先、手先、そして頭も使う、見ただけではわからなかったけど、なかなか子どもには有意義な体験だと思いました。
コースター4枚、無事完成しました。
夏休みには、工作の宿題として作っていかれた小学生も多いそうです。お土産に、宿題に、そして思い出にと、なかなか良い体験メニューですよね。ぜひ、和倉温泉に来られたら、夕食前の町中の散策がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか?