
七尾美術館で開催中の
「人間国宝を中心に・陶磁器の美と技」に行ってきました。
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東京国立近代美術館工芸館が金沢へ移転!
いつもだとこの時期には、所蔵品展をやっているとの事ですが、
今年の夏に、東京国立近代美術館工芸館が金沢に移転開館するのをうけて、
「能登でも盛り上げよう!」と、
工芸館の所蔵作品から人間国宝の作品を中心に、陶磁器の名品45点を展示したそうです。
「陶磁器、やきものって難しい?茶道の心得もないので、ちゃんと理解出来るのかな…」と、少し不安もありましたが、
実際見てみると、色んな作品があって、展示室も明るい雰囲気で、思っていたイメージとはいい意味で違っていていました。
今回はのとルネの取材ということで特別に許可をいただき、
学芸員さん立会いのもと、一部展示室の作品を撮影させていただきました。
金を使った、見るからに豪華な作品もあれば、
可愛い小さな家の形の筆置き(筆架、「ひっか」というそう)などもあり、
みんなそれぞれ個性的で、結構ゆっくりじっくり楽しんできました。
一番印象に残った作品は、松井康成という作家の大きな壺です(展覧会のチラシ裏面左上にも出ていた)。
とにかく青のグラテーションが綺麗で、地球のようでもあり、迫力満点でした!
人間国宝のやきものが40点以上
これだけ人間国宝のやきものが一度に展示されるのは、能登でも初めてらしく、確かに見応えがありました。
あまり詳しくなくても楽しめると思いますので、ぜひ行ってみてください!
学芸員さんに伺ったところ、作品によって使われている技法が異なっているそうで、詳しく知るとさらに楽しめるだろうと思いました。
東京国立近代美術館工芸課特定研究員 成田暢氏によるギャラリートーク
最終日の2月11日の作品についてのギャラリートークが開催されます。
観覧券は必要ですが申し込み不要ですので、興味のある方は是非ぜひそちらに参加してみてください。
「冬の優品おもてなし~等伯、浮世絵、現代絵画まで~」も同時開催
1つ目の展示室では「冬の優品おもてなし」も開催されており、合わせて1コイン(500円)で見られてラッキーでした。
七尾出身の長谷川等伯の作品や、油絵もあって、面白かったです。
撮影OKの作品もあります。
基本的には、展示室内の作品は撮影NGですが、
中にはこんなマークが付けられている、撮影OKの作品もあります。
個人的には、珠洲出身の寺井重三さんが描いた、赤い衣装のバレリーナが素敵だったな~。
七尾美術館について詳細はこちらから。
会期 2020年2月11日(火曜・祝日)まで。
開館時間 午前9時~午後5時まで(入館は4時半まで)
休館日 毎週月曜日
観覧料 一般500円、大高生350円、中学生以下無料