のとルネアンバサダー、グルメ担当とっちです。
七尾市一本杉通りの奥にある古い酒屋さんです。
表に「酒粕あります」の貼り紙でふらっと入ってみました♪
三谷(みたに)酒造店さんをご紹介しますね。
一本杉通りの奥にある酒造店
七尾市にある有名な観光スポット、一本杉通り。
のとルネの記事をご参照ください。↓↓↓
その通りを奥にすすむと、昔ながらの風情を残す建物が連なっています。
その一軒が「三谷酒造店」さんです。
入り口にあったこの貼り紙。
「酒粕あります」
の一言に惹かれました。
酒屋さんで売っている酒粕はきっと美味しいに違いない!と思いお店に入ってみました。
「角打ち」がある?!三谷酒造店
店内に入るとまず目についたのがこちらのカウンターです。
昔ながらの酒屋さんでよく見られた「角打ち」ではないでしょうか?!
「角打ち」とは・・・
酒蔵で作られたお酒を店頭で購入しその場で飲むことができる場、だったそうです。
昔、お酒は樽に入っているものを升で汲んで量り売りされていました。
購入したお酒を、升の角から飲んだというものが語源らしいのです。
その場で飲むことができるようにカウンターを設置していた酒屋。
昔は多かったそうですが現在はほとんどみられません。
現在のようにパックや瓶で売られるようになって、需要がなくなった文化かもしれません。
三谷酒造店さんにあるカウンターは、その「角打ち」だったのでしょうか?!
現在は販売するためのカウンターになっています。
江戸時代末期頃からある三谷酒造店
お店の方にお聞きしますと、三谷酒造店さんは江戸末期から明治初期頃からされているそうです。
150年以上の歴史があるのですね!
お店の表には、昔使っていたという酒の瓶が!
「能登七尾町」
「電話五四番」
どれも時の経過を感じさせる文字です。
以前はここでお酒を造っていたそうですが、現在は販売のみだそうです。
県内の蔵元で、石川県産のお米でお酒を造り、販売しています。
三谷酒造店「神力」(シンリキ)
三谷酒造店さんのお酒と言えば、この「神力」(シンリキ)です。
今回、私は一升瓶を飲む自信がなかったので、小さめの瓶で販売している「能登純米 山王」を購入しましたよ。
「山王」は、ここ七尾市にある神社である大地主神社が「山王神社」と呼ばれているところからきているのかなと思いました。
神力といい、山王といい、神様に関連したお酒の名前なのですね。
「能登純米 山王」をいただいてみますと・・・
冷酒だととっても飲みやすい!日本酒初心者さんでもいただける優しいお味と思いました。
熱燗にしてみましたら・・・ぐっと味が変わり、深みのあるお酒に。
次は、「神力」に挑戦してみたいと思いました!
「神力」の酒粕
さて、店頭の貼り紙にもありました、酒粕。
「神力」を造る際の酒粕だそうです。
1kgで300円という嬉しい価格です。
たっぷり使えますね!
袋をあけてみますと・・・とっても甘くて優しい香り!
癒される香りです。
地元の方に好評だというのも頷けます。こんなに優しくて芳香な酒粕で甘酒や粕漬けを作るととっても美味しいでしょうね♪
こちらの酒粕は期間限定のものです。
冬のこの時期がもっとも美味しい酒粕です。
この時期だけの酒粕、是非味わってみて下さいね♪
【三谷酒造店 詳細】
七尾市松本町101−3
0767-52-3154
定休日 日曜日
営業時間 8時~20時頃