のとルネアンバサダー、観光担当のっちです!
七尾市中島町にある神社、実は日本で二番目に長い名前の神社ってご存じでしたか?
久麻加夫都阿良加志比古神社、読みは「くまかぶとあらかしひこ じんじゃ」です。
おくまかぶと、または熊甲神社(くまかぶと じんじゃ)と呼ばれることもあります。
タイトルにも書いた通り、日本で二番目に長い名前の神社です。
11文字です!
ちなみに日本で一番長い神社の名前は「飛鳥川上坐宇須多岐比売命神社」。12文字ですね。
久麻加夫都阿良加志比古神社の例祭・二十日祭り
この七尾市中島町には重要無形民俗文化財に指定されている大きなお祭り、「二十日祭り(はつかまつり)」があります。
二十日祭りは、この久麻加夫都阿良加志比古神社の例祭 (れいさい)です。
例祭とは、 その神社 で最も重要とされる祭祀です。
二十日祭りは、毎年9月20日に行われる、全国にも稀な「枠旗祭り」です。
こちらの写真は神社の近隣にある「能登中島枠旗祭りの郷祭り会館」の様子です。
二十日祭りについて臨場感あふれる様子を見ることができ、また祭りの由縁を学ぶことができますよ。
季節外では静かで広い境内です。
二十日祭りでは、町中の、そして町外からも人が集まりたくさんの人で賑わう神社です。
二十日祭りの際に訪れたことはあったのですが、季節外に訪れたのははじめてです。
こんなに境内が広い神社だったのですね。
神社境内には、八尾比丘尼に纏わる伝説がある大杉があります。
結構な老木だそうですよ。その大きさ故落雷し、中は空洞なのだそうです。
それでもその大きさと存在感に圧倒されます!
ちょうどお昼前に撮った写真なのですが、神社正面に架かるしめ縄の影が綺麗に落ちています。
神社に向かって右手には「薬師社」があります。
この薬師社のすぐそばにある木は「真榊(まさかき)」です。
「真榊」はなかなか希少な榊だと地元の方にお聞きしました。
真榊は、葉と葉の間にこうした爪があるのが特徴です。
植物は、周辺の環境を示すものです。
神社の周りは古くから手を加えられていない、昔ながらの環境が残されていることが多いそうです。
そういえば神社の周りには森が残されているところが多いですね。
生息している植物で当時からの環境を知る手立てとなることもあるそうです。
神社に訪れた際の楽しみ方をひとつ学ぶことができました!
神社の奥にはさらに美しい奥社が。
二十日祭りの際はこの奥社のさらに奥まで人が賑わいます。
【久麻加夫都阿良加志比古神社 詳細】
鎮座地:
七尾市中島町宮前ホ部68-1-1
御祭神:
久麻加夫都阿良加志比古(くまかぶとあらかしひこの)神
都奴加阿良斯止(つぬがあらしとの)神