七尾の伝統文化「花嫁のれんくぐり」を体験してみた【七尾市花嫁のれん館】

のとルネ アンバサダーの木戸奈諸美です。
能登の美しい伝統文化「花嫁のれんくぐり」を体験してきました。ご紹介します。

 

加賀藩の歴史を受け継ぐ花嫁のれん

花嫁のれんとは、婚礼に用いられる特別な暖簾(のれん)です。
婚礼当日、婚家の仏間の入口に掛けられ、花嫁はそれをくぐって仏壇参りをした後、結婚式に臨むという婚礼儀式です。

花嫁のれんくぐりは、幕末から明治時代にかけて、加賀藩の領地であった地域で行われており、能登でも七尾市だけが その風習を受け継いでいます。

花嫁のれんには、花嫁の実家の家紋が染め抜かれています。美しく華やかな絵柄は、慈しみ育てあげた我が子の幸せを願う父母の気持ちを現したものだそうです。

そして婚礼の日、花嫁・花婿は、嫁ぎ先で一生を過ごしていく覚悟で、この花嫁のれんをくぐるのだといわれています。

能登の美しい伝統文化 花嫁のれんくぐり体験

花嫁のれんくぐりの前に、花嫁のれんの歴史やいわれについて職員の方から説明を受けます。

話を聞いていると、いつの時代も、親が子を想う気持ちに変わりないのだと、胸が熱くなり涙が溢れそうになりました。

感動で胸が熱くなったまま控え室へ。職員の方が本格的な着付けをしてくださいます。

体験といいながらも、今からお嫁入りするかのような、身の引き締まる思いになりました。

今回、私は白無垢の他に、赤と緑の色打掛も着させていただきました。どの色打掛を着て体験しようかと悩むのも、また楽しみのひとつですね。

様々な事情で花嫁衣裳を着ることが出来なかった方…旅行の記念に…結婚記念日に…
「花嫁のれんくぐり」能登の美しい伝統文化を体験してみてはいかがでしょうか。

以下の概要は「花嫁のれん館」㏋より。(2023年9月現在)

<料金(お一人様あたり※税込、入館料込)>

・女性 1着(白無垢または色打掛から1着)5,000円

・2着(白無垢1着 + 色打掛1着)7,000円

※女性の方はご予約時にご希望の着用枚数をお知らせください。

・男性(紋付袴)3,000円

<体験の流れ>

①受付(お支払い)
②着付け
③のれんくぐり※女性のみ

④写真撮影
(花嫁のれんくぐり体験終了)
⑤アンケート記入と写真のお渡し

※メイクは含まれておりません。
※写真撮影は体験スペース(和室)のみとさせていただいております。屋外や展示室での撮影はご遠慮ください。

<体験時間・ご利用人数>

1日4回実施:9:00 ・ 10:30 ・ 13:00 ・ 14:30

所要時間:約1時間~1時間半程度(※人数、着用枚数によって異なります)

※上記お時間の5~10分前にお越しください

◆予約受付
電話0767-53-8743(受付時間/9:00-17:00)

【花嫁のれん館 詳細】

住所 : 石川県七尾市馬出町ツ部49
電話 : 0767-53-8743
休館日 : 年末年始(12月29日-1月3日)と展示替え期間
開館時間 : 9:00-17:00(入館は16:30まで)
入館料 : 高校生以上 550円
小中学生  250円
幼児    無料
駐車場 : 無料

 


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