のとルネアンバサダー、観光担当のっちです。
輪島市門前町に、全国でも珍しい茅葺屋根のお寺があるんですよ。
季節によってさまざまな美しい姿を見せてくれる阿岸本誓寺をご紹介します。
私が訪れたの6月でした。
浄土真宗大谷派 阿岸本誓寺
阿岸本誓寺。あぎしほんせいじ、と読みます。
こちらのお寺は、鎌倉時代である文永5年(1268年)の創建と伝えられ、県内有数の真言宗大谷派の寺院です。
古い寺院であり、所蔵している古文書は1000点以上もあるのだそうです。うち471点が石川県指定文化財に指定されています。
茅葺屋根の寺院
阿岸本誓寺は、なんといってもこの豪快な茅葺屋根をもった寺院ということで全国でも大変稀有な建造物として石川県指定文化財に登録されています。
阿岸本誓寺の本堂は安永9年(1780年)に着工し、約1万人もの棟梁や大工によって手掛けられたそうです。
そして12年の月日をかけて、寛政4年(1792年)に落慶しました。
輪島市の記載では、同本堂はその茅葺屋根の大きさから、
岩手県の正法寺本堂・山形県の出羽三山神社三神合祭殿と並んで「日本3大茅葺き屋根」の一つである
とあります。
確かに、こんな大きな茅葺屋根は見たことありませんし、そもそも茅葺屋根の寺院はとても珍しいですね。
山門は総けやき!
山門に、見事な彫刻です。
山門からお寺を見ると、青々とした緑がより一層瑞々しく見えます。
立派な!大きな茅葺屋根です!こちらが、寺院なのですね!なんだか見慣れないので、寺院という感じがしませんでした。
屋根の下。茅葺屋根の厚さがわかります。
とにかく緑が美しく映える阿岸本誓寺です。
こちらは鐘楼堂です。
森林浴気分でとても気持ちが良い境内です。季節を変えてまた訪れてみたいですね。
石川県指定天然記念物 阿岸小菊桜
境内には、阿岸本誓寺のもう一つの見どころ、阿岸小菊桜があります。
昭和43年(1968年)に県指定天然記念物に指定された阿岸小菊桜。
1輪に100を超える花びらがあり、その見頃は4月下旬から5月上旬だそうです。
私が訪れたのは6月でしたので、すでに見頃は終わっていました。来年、見頃を狙って訪れてみようと思います。
【阿岸本誓寺 詳細】
輪島市門前町南カ26
0768-45-1355
拝観時間:8時30分~16時30分(拝観自由)
料金:自由(お志)
交通アクセス:
(車)
・金沢からのと里山海道経由で約1時間40分→「西山IC」下車
・西山ICから約45分
駐車場:あり