のとルネアンバサダー、観光担当のっちです!
昔、和倉温泉には弁天島という島があったのをご存知ですか?
和倉温泉にあった「弁天島」
その昔、七尾市和倉温泉のある海には「弁天島」という小さな島があったそうです。
昔の文献では、弁天島の大きさは長さ10間、幅5間程とあり、本当に小さな島だったのですね。
元々は、海中より涌き出る和倉温泉の源泉を汲むために人工的に造られた島なのだとか。
その離れ小島だった弁天島に船がつき、弁天橋を渡って、和倉温泉街のそれぞれの旅館に向かう、という流れがあったそうです。
全国から訪ねてくる人の多かった和倉温泉。まずはこの弁天島に降り立ったという記録があります。
明治時代に、和倉温泉街から弁天島まで埋め立てされ、現在は陸続きになっています。
弁天様が描かれた橋
弁天様が描かれた綺麗な橋が架かっています。
弁天橋のすぐそばには、弁財天が祭られている和倉弁天社があります。
弁天橋の名前の由来はこの社からでしょうか。
陸続きの場所ではありますが、あえて風情が残されている弁天橋です。
弁天橋を渡り、このあたりが昔「弁天島」のあったあたりかな?というところで振り向くと、
日本一の旅館と称される「加賀屋」さんがそびえ立っていました。
かつて弁天島におり立った人々は、これからの楽しい温泉旅行に胸をときめかせてどのような景色を見上げたのでしょうか。
弁天橋のたつと、七尾湾の穏やかな海と、対岸の能登島の景色に癒されます。
海の底もすぐそこに見える、浅瀬に架かる弁天橋です。
【弁天橋】
石川県七尾市和倉町