のとルネアンバサダー、北山里江です。
中能登町の特産品である古代米、どぶろくを使用した和菓子を作っている御菓子処「中條」さんをご紹介します。
県道2号線(七尾羽咋線)沿いにあり、道路より少し高い位置に建物があるので見つけやすいと思います。
Contents
アクセス
大きな看板が目印になります。また道路側に電光掲示板が出ていますよ。
外観
店舗前には、中條さんのおすすめの御菓子である「おにぎり饅頭 縁むすび」の旗が立っていますよ。
店内の様子
お店に入ると、目の前はお菓子のショーケースになっています。ショーケースには、中條さんのおすすめでもあり、地元の方にも大人気の御菓子か並んでいます。贈答品としてもおすすめのお菓子のセットも並んでいますよ。
中條さんのおすすめのお菓子のポップがあり、お菓子に込められた意味などの説明も書かれています。
中能登町の特産品である「古代米」を使ったお菓子のパネルが展示されていました。
創業100年の和菓子店
現在の店主中條一之さんは、4代目です。
初代は、100年前に津幡町で創業されたそうです。4代目のおじいさんが新聞記者をされていていた時に、中能登町を訪れ繊維の町として盛んだったことを見込んで、中能登町へ移転されて開業したそうです。最初は能登部駅の近くにお店がありましたが、お父さんの時代に国道沿いに移転し、その後、4代目の時に現在の場所に移ったそうです。
4代目の店主である中條さんは、中能登町の特産品を使ったお菓子を考えることが好きだと仰っておられ、常に新しいことを考えていらっしゃいます。
中條さんは、菓子博で会長賞なども受賞されています。
人気の「おにぎり万頭 縁むすび」
中能登町の杉谷チャノバタケ遺跡から日本最古のおむすびの化石が出土したことから「おむすびの町」として親しまれています。中能登町をPRするために中條さんがおむすび饅頭を考案されました。「縁むすび」とうネーミングも素敵ですね。
外側の生地は、もち米に中能登町で生産された古代米を混ぜ込んだモチモチ食感のお団子でもなくお餅でもない感じ、中にはあっさりとしたこし餡が入っています。
中條さんは、「中能登おにぎり 縁むすびの会」の会長もしておられ、おにぎりで中能登町を元気にする活動をされています。
ふるさと納税の返礼品としても
おにぎり万頭は、中能登町のふるさと納税の返礼品としてもお選び頂けます。
ぜひ、美味しいおまんじゅうを食べて中能登町を応援してください。
【おにぎり万頭「縁むすび」12個 10,000円】
【おにぎり万頭「縁むすび」20個 15,000円】
物事のはじまりには、古代米和菓子「一」
古代米和菓子「一(はじめ)」は、2種類のあるので、内祝いや法事のお菓子として大変利用が多いとのことです。
お菓子について店頭のボードに説明書きありました。下記のとおりです。
はじめ 古代米和菓子「一」
古代米の粉末を生地に混ぜ、黒米入りには粒餡
赤米入りには抹茶餡を挟み込み、蒸し上げることで
カステラ風の和菓子に仕上げました。
門出や出会いなど、はじめの喜びから
"はじめ”と名付けました。
口あたりがソフトなあっさり味で
古代米の風味が美味しさを引き立てます。 御菓子処中條
私は「黒米入りの粒餡」の方をいただきました。しっとりとした生地にあっさりとした粒餡が入っていますよ。
新しいことの始まりの時には、こちらのお菓子「一(はじめ)」ご利用いただくといいのではないでしょうか。
上布もなか
中能登町では、約2000年前に崇神天皇の皇女が機織りを教えたことが能登上布の始まりと云われています。
中條さんは、地元を盛り上げるために色々と考えることが好きだと話されます。この上布もなかも、能登上布にちなんで考案されました。上布もなかは、二つに割ると餡が二種類入っており、小豆と白餡になっています。上の写真のおむすび饅頭と一緒に写っているのが上布もなかの中身の様子です。
この上布もなかは、おじいさんが考案され3代続くお菓子です。
どぶろくを使ったお菓子
中能登町の特産品として「どぶろく」があります。中能登町は、平成26年にどぶろく特区に認定されました。どぶろく特区に認定されたことで町内の農家民宿や農家レストランなどでどぶろくを生産することができるようになりました。
店頭には、どぶろくを使った菓子を考案された時の新聞記事もありましたよ。
その中能登町で生産されたどぶろくを使ったお菓子を紹介します。
●どぶろくまんじゅう
よく皆さんが耳にする酒まんじゅうの日本酒の代わりに“どぶろく”を入れて作った蒸し饅頭です。封を開けるとふわっとどぶろくのいい香りがしますよ。
●どぶろくケーキ
いがらまんじゅう
この地域の「いがらまんじゅう」の定番は、緑の皮で中にこし餡が入っています。中條さんでは、皆さんに喜んでいただけるようにと、季節に合わせた餡でさまざまないがらまんじゅうを作っていますよ。
取材時は、秋でしたのでさつまいも餡がありました。ピンクが桜餡、栗が入っているものもありました。黄色は、中身がクリームチーズになっていて人気のお菓子の一つということです。
いがらまんじゅうは、地域によっては「えがらまんじゅう」と呼ぶところもあります。栗の殻のいがいがに似ている所から名づけられました。
古代米 おこわまんじゅう
気になったお菓子の一つに「古代米 おこわまんじゅう」があったのでお尋ねしました。
古代米の入ったおこわ(赤飯)を、ふんわりとした生地に包んで蒸したお菓子です。こちらは予約販売とのことです。
お赤飯が入っていることから、お祝い事に使われる方が多いそうです。
中條さんのお菓子は、「道の駅織姫の里なかのと」でも販売されています。
店舗情報
住所 石川県鹿島郡中能登町能登部下93-28ー1
営業時間 8:00~19:00
定休日 不定休
TEL/FAX 0767ー72ー2070
支払い 現金、PayPay