のとルネアンバサダーの北谷彩織です。
聖域にUFO、遠い地から流れてきた島など…不思議スポット盛りだくさんの能登。
中でも宝達志水町にあるオカルトスポットをご存知でしょうか?
今回はオカルトマニアなら知る人ぞ知る(?)『モーゼの墓』があるといわれている『モーゼパーク』についてご紹介します。
実は遅咲きの八重桜が美しい、お花見の穴場
モーゼパークの駐車場へ来た瞬間、桜が目に入りました!
本数は少ないですが立派な八重桜の木でした。
こちらは桜スポットとしてもオススメの場所と言えるでしょう。
八重桜なのでソメイヨシノよりは開花時期は遅め。あまり知られていない穴場なのかもしれません。
他にもノトキリシマツツジにヤブツバキも咲いており、素敵な場所でした。
少し遅めのお花見にいかがでしょう。
…と、そんな満開の八重桜が咲き乱れる2022年の晩春。
土砂降りの雨の中、
のとルネ取材班はモーゼパークへ訪れました。
さて、桜スポットとしてもオススメのモーゼパークですが
ここから、メインであるモーゼの墓について語っていきます。
モーゼってどんな人?
まず、モーゼとは。
紀元前16世紀または紀元前13世紀ころに活躍したと推測されている、古代イスラエルの民族指導者
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教およびバハーイー教など多くの宗教において、最重要な預言者の一人とされている人物です。
有名なのは、海を割ってヘブライの人々を渡す、「出エジプト」というエピソードです。
ご存じの方も多いのではないでしょうか。
モーゼはエジプトにいるヘブライ人家族の子として生まれましたが、ファラオがヘブライ人の新生児を殺害することを命じたので、それから逃れるためにナイル川に流され、ファラオの娘に拾われて大切に育てられました。
モーゼは身を守る為エジプト人を殺害しつつ、砂漠に隠れていたけれど、神の命令によって奴隷状態だったヘブライ人をエジプトから連れ出す使命を受けることになったとされており、エジプトから民を率いて脱出したモーセは民とともに40年にわたり荒野をさまよいました。
最終的に民たちは「約束の地」にたどり着いたけれど、モーゼは神の指示を忠実に守らなかった過去があり、約束の土地を目前にして、ヘブライの民はそこに入ることができてもモーゼはそこに入ることが神から許されませんでした。彼は約束の地の手前で世を去ったそうです。
・・・・引用「出エジプト記」「モーゼ」Wikipediaより一部参考要約
無難にまとめましたが、モーゼについては宗派などにより若干の書かれ方に違いがあり、調べれば調べるほど様々な説がありました。
約束の地手前でこの世を去ったとの事ですが
墓の場所や死去した場所については謎に満ちております。
モーゼの墓・モーゼパーク(正式名称は三ツ子塚古墳)…
そんな、「約束の地」の手前の場所でモーゼがこの世を去った場所がここであると言う事でしょうか。
ロマンとミステリーであふれております!
モーゼパークの伝承、調べる
…一応、調べによると伝承や証拠はなく
竹内文書の影響を受けた山根キクの著書「光りは東方より」での主張により、
町おこしの一環として建てられた場所の様です。
以下、宝達志水町観光サイトより引用
モーゼは40年の歳月をかけ、ユダヤの民衆をイスラエルの地へ導いた後、シナイ山に登った。そこからモーゼは天浮船に乗り、能登宝達山に辿り着いたという。その後、583歳までの超人的な余生を宝達山で過ごし、三ッ子塚に埋葬された。
モーゼパークは、そんな聖者モーゼが眠る伝説の森。ロマンの小路をぬけ、モーゼの墓を見渡すミステリーヤードにたたずめば、幾千年からの時空を超えた世界が見えてくるかもしれない。
と書かれており
ここには山根キクの名や、証拠や伝承がない旨の但し書きはございません。
ただし、現地の説明には謎の究明について竹内文書や山根キクについても書かれておりました。
こちらを読みに行くのもまた一興かと思われます。
三ツ子塚古墳について
モーセパークのある河原、三ツ子塚古墳は実際には10基の古墳からなる古墳群です。
そのうちの円墳3基(三ツ子塚)を中心に周囲に小さな7基の円墳がある古墳群とされております。
モーゼの墓と祀られているのは三つあるうちの一つの塚のようです。
周りの古墳はどれがどの古墳なのかが、よくわからないので注意です。
モーセの墓に向かい山道を征く
あいにくの雨でしたが、森の中は整備されており軽い山歩きとしては最適な場所でした。
傘を差しながらでしたが、山の散策は気持ちが良かったです。
マイナスイオンたっぷりで軽いリフレッシュにオススメです。
(ただ、雨の山を歩き慣れていない方は滑りやすく危ないので晴れた日に訪れることをおすすめします。)
途中、モーゼの墓記帳所もありノートを読んで楽しみました。
ただ、この日は午前中に3人でモーゼの墓へと向かったのですが、
途中で雨足が強くなりすぎた事、
行く先の道が暗く、かなりおどろおどろしい雰囲気になっていた事、
そもそもお墓だったという事もあり、
のとルネ取材班の直感的にちょっと怖くなりました(笑)
なんとなく今行くべきではないと判断し、来た道を戻りました。
車に戻ったあと、更に雨足が強くなったので
戻って正解だったのかも知れません。
来春、天気が良い時にリベンジしたいと考えています。
巨人の骨が出土した⁉︎
更に調べていくと面白い記事を発見しました。
詳しく読みたい方は検索してみてください。
以下2010年11月6日中日新聞記事より一部引用
パークを管理する越野宏さんは「伝説が知られる以前から『土地の偉い人と宝物が埋めてある』といわれていた」と証言する。
このほか、奇妙な言い伝えが残る。まちおこしに取り組む「モーゼクラブ」(活動休止中)の資料によると、墓近くの石灰山で、ひざからくるぶしまで2尺5寸(約75センチ)もある“巨人の骨”が出た。石灰山では土器のつぼが見つかり、古代に使われていたものだという。
終戦直後に米軍が墓の調査に来たとの言い伝えもある。宝達山頂のテハヤヒメ神社には、モーゼと関係の深いエジプトのスフィンクスに似たこま犬があるほか、地元には平林(へらいばし)というヘブライを連想させる地名が存在する。
‥との事で、この巨人の正体がとても気になりますね。
上記、関連がありそうなテハヤヒメ神社についても取材に訪れたいと思っております。
【モーゼパーク 詳細】
住所:〒929-1303 石川県羽咋郡宝達志水町河原
電話番号:0767-29-8250
定休日:なし 見学自由
料金:無料
アクセス:国道159号線河原交差点より車で2分
駐車場:あり