おむすびで笑顔にする「えにし屋~たま姫茶屋」|中能登町

のとルネアンバサダー 北山里江です。

日本最古のおむすびが出土した町として歴史ある中能登町に、おむすびをメイン料理とした茶屋が誕生しました。
国道249号線から少し入ったところに、とても大きな古民家が見えてきます。主屋の手前にある建物が「たま姫茶屋」になります。

※R5年1月に、現在の内容からリニューアルするとのことですので、皆さんお楽しみに!!

母屋の前には広めの駐車場があります。たま姫茶屋の入口は建物の裏側になりますので、こちらの案内板の通りに進んでいただくと、玄関が見えてきます。

紫色の可愛い暖簾が掛かっていますよ。中能登町という地域は織物が盛んなまちで、この古民家の家主さんも昔、織物工場を営んでいらっしゃったそうです。そしてこの建物は、従業員の寮として使われていたそうですよ。
ここを改装して、おにぎりカフェとして「たま姫茶屋」が誕生しました。

入口にかけられた暖簾は、中能登町の特産品である能登上布です。
それでは、暖簾をくぐって中に入ってみましょう。

たま姫茶屋は、おむすびで地域と人をつなぐ場所としてほしいという女将の想いが込められいます。

2階建てになっており、こちらは1階になります。テーブルがゆったりと配置されていています。
建物の周り一面が窓になっており、日差しがたくさん入ってくる店内は、明るく開放的な雰囲気があります。
陽光がたっぷりと注ぎ込まれ、店内が明るく照らされる様子は、心を癒してくれます。ここで過ごす時間は、とてもリラックスでき、心地よいと感じます。

窓際には稲穂が干してあり、田舎の風景を感じることができますね。

店内には、スタッフさんのお気に入りの本が並んでいました。

カウンターの隅に何気なく置かれたカラフルな野菜たちが、自然の安らぎを与えてくれるような感じがしました。

女将とスタッフ

こちらは、女将の島喜久子さんです。いつも温かい笑顔で迎え入れてくれる素敵なお母さんです。
島さんは、6年前に中能登町の人の温かさにふれたことから、中能登町に移住してこられました。そしてこれからも、えにし屋~たま姫茶屋が地元の地域交流の場、ギャラリー、イベントスペース、また県外からのお客様との交流として使っていきたいと語ります。

おおばんとう やっちゃんです。

ここ「たま姫茶屋」のスタッフは、皆さん移住者の方々です。中能登町の自然と温かい人にふれあいったことがきっかけとなり移住されました。

カウンターの中で、おむすびセットを準備しているおおばんとうのやっちゃんです。
やっちゃんは、自然農でお米などを作っているそうですよ。
また今後、やっちゃんの企画で色々なイベントが開催されるとのことです。どんな企画になるのか楽しみですね。

おむすびセット

たま姫茶屋のメニューは、こだわりの「おむすびセット」のみとなります。

おむすびセットの内容は、おむすび2個、玉子焼き、小鉢、お漬物、お味噌汁です。

訪問した日の内容は、階段の近くにある黒板に書いてあったのでご紹介します。
おむすびは、塩むすびと大麦むすびの2種、女将の玉子焼き、お味噌汁、漬物は、縄文式漬けものとなっていました。
小鉢の煮物は、土鍋で炊いたお豆さんでした。この煮物は醤油のみで炊いたと書いてあります。そして、醤油は七尾の鳥居醤油店さんのものを使用しているそうですよ。
おむすびセットの内容は、日によって変わるそうなので行ってみてのお楽しみです!

そしてこの日出されたお茶は、おおばんとうのやっちゃんの自然農畑で栽培された、マコモとレモンバーベナのハーブティーです。

お客さまの了承得て撮影させていただきました。素朴なお味を堪能されたようです。

デザートセット

アイスクリームとコーヒーのセット 300円

体験型おむすび御前「おりひめ御膳」

おりひめ御膳は、土曜日限定のランチです。完全予約制となっています。御膳という名前がついていることもあり、テーブルではなく御膳を使用していただきます。
いただく場所は、店内の2階となりますのでご案内しますね。

こちらの階段を上り2階へ向かいます。

高い屋根の広々とした空間です。

窓際にあるテーブルをかたずけて、御前を準備してくださいました。
こちらが「おり姫御膳」です。輪島塗の御膳に、全て輪島塗の器をしようした御前となっています。
おり姫御膳の特徴は、おむすびを自分で作る体験型となっています。

御前には、たくさんのおかずがのっていますね。
だし巻き卵と海老、季節の煮物、季節の和え物、季節の酢の物、季節の海鮮、お味噌汁です。
今回伺った時の、季節の海鮮はなんと香箱カニ!贅沢な一品ですね。
盛り付けにも気を使われていて見た目も綺麗、そしてどれも素朴で優しい味付けで美味しかったです。

ご飯の入った桶とおむすび型は、木でできていてとても良い木の香りがしました。

おむすびを型に入れる時は、少し強めに押すことがポイントで、強く押すことでおむすびが型から外れやすくなるとのことでした。おむすびの具材には、塩鮭、昆布、薬味に大葉とゴマがついていました。

頑張って押してみましたよ。どうでしょう!?何とか綺麗な形になったようです。なかなか難しかったぁ~!
程よい握りかげになったので、のりを巻いて美味しくいただきました。握り加減はめちゃくちゃ大事です。

夜はバーに変身

夜は、中能登町特産のどぶろくや、地元のお酒を楽しむことのできるバーになります。
お料理は一式(コース)料理スタイルだとのことです。夜は完全予約制で、2名様から予約ができるそうです。
美味しい料理とお酒をゆっくりくつろいで楽しんでみてはいかがでしょうか。

たま姫茶屋に訪れたみなさんが、しあわせな気持ちになっていただける場所だと感じました。是非一度訪れてみてくださいね。

 

【えにし屋~たま姫茶屋 詳細】

石川県鹿島郡中能登町良川ヲ部61

営業日 火曜日、水曜日、土曜日

営業時間 昼ランチ 11:00~14:00

営業日について詳しくは、たま姫茶屋のインスタグラムをご確認ください。

 


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