のとルネアンバサダー、グルメ担当とっちです。
中能登町に、ほっぺたが落ちるほど美味しいどら焼きがあるという噂をききました。
さっそく、行ってみましたよ!
七尾市と羽咋市を結ぶ県道244号線。
バイパスができてからは車通りが少なくなった道ではありますが、以前は能登の住民の重要な幹線でした。
ですので、この道沿いは風情のある町並みで、良いお店も並びます。
その一つ、「円四郎堂」(えんしろうどう)さんをご紹介しましょう。
中能登町に住む方から「とっても美味しいどら焼きがあるお店があるよ」と教えていただきました。
ありました。「円四郎堂」さんです。
「生どら」「抹茶どら」「カステーラ」「ブランデーケーキ」という文字が並んでいます。
中に入ってみますと、ズラリと並んだ和菓子。
いろんな種類がありますね!
そのひとつを見てみましょう。
石動山銘菓 天平の泉
「天平の泉」は昔からあるお菓子で、昔話もあります。
ちなみに石動山(せきどうさん)とは、中能登町最高峰の山で、国指定史跡になっている歴史ある山です。
以下、銘菓「天平の泉」しおり より
石動山は、「いするぎ山」または「ゆするぎ山」とも呼ばれ多くの末社をもついするぎ修験道の中心として知られる伊須流岐比古神社の鎮座する山であります。
この神社の境内の一隅に「水分社と竜神社」を合祀した小さな祠が鰯が池を前にして建っている。
水は清涼で冷たく、池の名の起こりも一つには涸れことのない岩清水であるところからきているともいわれている。一説には、石動山が大飢饉に見舞われた折、祈願によって鰯が涌き出たところから鰯が池といわれるようになったと伝えられている。
古来より、この池の水はあらたかな霊験があると伝えられて雨乞いの祭りも供したと云われる。
銘菓「天平の泉」はこんなにすばらしい伝説にあやかってつくりました。
さっそく購入してみましたよ。
金粉をあしらった、しっとりしたお菓子です。
舌触り滑らか!
中の白餡がとっても優しい甘さで美味しいです!
こちらは円四郎堂さんで一番人気であるという「綾がさね」です。
そして、美味しいと噂のどら焼きです!
生地がとってもふわふわで、餡はやっぱり滑らかな甘さ!
これは何個でもいけそうな美味しさです。
慶弔時に必要とされる和菓子。
円四郎堂さんは、地域の方々の生活に合わせ、たくさんのお菓子や御餅などを作り、地域の慶弔ごとを守ってこられました。
地域ではおまんじゅうやさんとして浸透しています。
創業して45年の円四郎堂
円四郎堂・店主の島さんです。
とっても柔和なお声と表情で、優しい甘さの餡のような笑顔です。
この地に和菓子屋を開いて45年!現在は奥様とお二人でお店を切り盛りされています。
以前は洋菓子も作っていましたが、現在は和菓子のみです。
ちなみに、円四郎堂さんの円四郎、という店名は、おじい様のお名前をいただいたそうですよ。
小豆は北海道産
和菓子で重要な餡。
その餡は、北海道産小豆にこだわって作られているそうです。
「北海道の小豆じゃないと、ほっこり、というかこの優しさが出ないんや」
とおっしゃいます。
確かに、どのお菓子の餡もほっこりして美味しい!
北海道特選小豆使用の店
というプレートも掲げられています。
【円四郎堂 詳細】
石川県鹿島郡中能登町二宮口97
0767-76-0313
支払い:現金のみ
営業時間:7:30~18:30
定休日:月曜日