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羽咋市内にそば好きの方が遠くから通っているお店があると聞いて伺ってみました。
「そば切り多門」さんのこだわりのお蕎麦をご紹介します。
羽咋市の住宅街にひっそりとあるお店
そば切り多門さんは、羽咋市街の大通りより少し奥に入った住宅街にあります。
地図を頼りに近くまで行くと、道の角の塀に赤い矢印が見えました。
矢印の方向に進むと、駐車場の看板が見えて、目的地に到着したことが確認できました。
5台分ぐらいのスペースはありますが、出入り口が狭めで、ちょっと出入りがしにくい駐車場ですので、気を付けてご利用ください。
お店の外観
お店は駐車場を出て右手にあります。
ちょっと奥まった入り口でわかりにくいですが、手前には「手打ちそば」ののぼりが、のぞくと暖簾が見えます。
店内の様子
民家のご自宅にお邪魔するような感じで、玄関で靴を脱いで廊下を進むと、右手に二間続きの和室があり、こちらが客席となっています。
お庭が見える方に6席、床の間側に4席あります。
テーブルの上には、お店の紹介記事が載っている雑誌が何冊も置かれていました。
人気店だけあってたくさん紹介されているようです。
最高の玄蕎麦でどこにも負けない蕎麦を!
店主の池田さんは元コピーライター。大阪の広告製作会社にお勤めだったそうです。
元々蕎麦好きではなかったそうですが、あるお蕎麦屋さんでの衝撃的なざる蕎麦との出会いがきっかけで、
「この蕎麦が打てるなら!」と蕎麦屋になることを決心したということです。
そう決心した池田さんは、最高の玄蕎麦を求めて全国を巡り歩き、現在仕入れている福井県大野産に行きついたとのことです。
20数年前、羽咋市千里浜で創業し、その後金沢で2軒、富山で1軒移転開業し、今回が5軒目の開業となるそうですが、
創業当時から多門の変わらない蕎麦の味と香りを支えているのはこの大野産の玄蕎麦とのことです。
一日限定20食
池田さんのお蕎麦は、多くて一日20食しか作れないそうです。
それは、仕込み作業にとてつもない手間暇をかけているからとのこと。
試行錯誤の末、こだわりぬいて選んだ玄蕎麦の自然な香りと味を余すところなくひき出すには、石臼手挽きという恐ろしく効率の悪い方法が最も適していると判断し、そのやり方を続けているそうです。
そのため機械と違って大量には挽くことができず、一日20食分が限界のようです。
平日のお休みもそば粉を挽くためという事でした。
遠方からのお客様がメイン
そば切り多門さんは、地元より、加賀方面や県外からのお客さんが多いそうです。
取材当日にも、滋賀ナンバーと金沢ナンバーの車が停まっていました。
地元だというと、珍しがられました。
遠くから蕎麦好きが通う店という評判は本当のようです。
メニュー
こちらのメニューはシンプルです。
ざるそば 900円
おろしそば 950円
とろろそば 950円
鴨ざるそば 1500円
にしんそば 1200円
そばがき 950円
そばがきはお蕎麦を頼まれた方のみの注文できるようです。
味と香りを楽しむ蕎麦
店主が一人でやっていらっしゃるので、厨房で作業中は、注文や精算などは少しお待ちいただくこともありそうです。
注文を済ませて、そば茶を飲みながら待ちます。
こちらがざるそばです。
まとめてつるつるっとすするお蕎麦ではありませんでした。
しっかりとした硬さと太さがあって、一本一本の「蕎麦」の味をかみしめながら食べるという感じです。
量は控えめですが、見た目よりは食べ応えがあると思います。
おすすめはそばがき
この蕎麦の美味しさを一番楽しめるのは、実はそばがきだそうです。
今回は注文できませんでしたが、次は、そばがきも食べてみたいと思います。
蕎麦好きの方には、ぜひ一度足をお運びください!
【そば切り多門 店舗詳細】
住所:〒925-0023 石川県羽咋市 若草町78
電話:0767‐22‐7008
営業時間:11時半〜14時半
営業日:木曜日~日曜日
定休日:月、火、水曜日