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焼き栗の美味しさを追求し続ける栗農家「松尾栗園」【輪島市】
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のとルネアンバサダー 北山里江です。

秋といえば栗の季節ですね。栗の美味しさを追求し続ける松尾栗園さんをご紹介します。

松尾栗園さんは、3カ所の栗園を栽培・管理をされています。

松尾栗園は輪島市町野町にある

輪島市町野町の中心街に松尾栗園のお店はあります。店舗前には、のぼり旗と大きな日除け幕がかかっているのが目印になります。お店の前には車を2台駐車するスペースがあります。

建物も黒い外壁で、窓の周りがテラスの様になったおしゃれな感じでした。

玄関には、栗の型抜きがある表札が書掛けられていて、それがとてもも可愛いかったです。

玄関に入ると可愛い手ぬぐいが飾られていました。この手ぬぐいは、栗の木の皮の草木染です。

松尾栗園オリジナルですよ。記念に作られたそうで、現在は販売していません。

すぐに売り切れ!人気の「焼き栗棒」

焼き栗棒が、販売されていました。1本1500円(税込)です。常温で召し上がっても美味しいですが、一晩冷蔵庫で冷やすして食べると、更に甘さが引き立ちますよ。

実際にスライスして食べてみると、栗の甘みが凝縮された味です。砂糖の甘みではなく栗本来の自然の甘みで、焼き栗そのものです。

作業場へ案内して頂く途中に雨水タンクがあり、そこに描かれた絵が気になりお尋ねすると、奥様と息子さんが描かれたそうです。なんだかホッコリしませんか。

 松尾栗園は栗の専業農家

松尾栗園さんは、栗の専業農家です。能登で専業の栗農家をしていることは大変珍しく、ほとんどの農家さんは他の作物と栗を栽培する兼業農家だということです。

現在、松尾さんが栽培・管理する栗園は、能登町に3カ所あります。

 専業農家だからできること

栗は、木に付いている間は、木からの栄養を取ることができるが、栗も生き物なので落下した瞬間から自らの糖分を使ってしまうので甘さが失われていきます。そこで、松尾さんでは落下から栗を拾うまでの時間を短くするために、朝5時から栗の収穫を開始し、できる限り急いで収穫をします。3カ所もの栗園を管理していますから、収穫には人手が必要になります。そこで、収穫の時期は、住み込みも含め10人ほどのアルバイトを県内外から募集するそうです。これが、専業農家だからこそできる作業なのです。兼業農家は、他の作物もあることからどうしても落下後の収穫が遅れてしまうそうです。 

収穫した栗は、人の手で一つ一つ基準に満たし栗だけを選別していきます。誰が見ても分かるようにと基準が記されていました。

甘さを最大限に引き出すために熟成させる

栗は、栗自身の甘みを引き出すために-1℃の冷蔵庫に入れて熟成させます。冷蔵庫の温度管理にもかなり気を使います。栗を凍らせることはできません。なぜなら、凍ってしまうと味が落ちてしまうからです。
収穫した栗は、かなりの量になるので冷蔵庫はとても大きかったです。この大きな冷蔵庫内には、27個の温度計が付いています。これは冷蔵庫内の温度をどの場所も、-1℃に設定する必要があるからです。場所によって冷えすぎたりしていればそこに毛布を掛けて温度調整をします。時間と作業効率を考えた綿密な工程管理をされいるんだと驚きました。

おいしい焼き栗ができるまで

栗は、冷やすことで良くなる酵素、加熱することで良くなる酵素があり、何度で冷やし、何日熟成させるのかなどを研究して、17年の月日が流れました。それでも、まだまだ研究は続きます。それを考えていることがとても楽しいのだと語ってくれました。作業場をみせていただくと、そこには美味しい焼き栗を作る為に、化学的に分析した様子が伺えました。

焼き栗を作る、焼き加減などを示した表が貼られていました。この表が貼られているのが、栗を熟成させるための大きな冷蔵庫です。

「日本一甘い焼き栗を作る」ことが目標だとも仰っていました。栗の話をされている時の松尾さんの目は輝き、とても楽しいそうで話始めたら止まらなくなるという感じでした。 

松尾さんが能登の栗園を継承

松尾さんは、17年前に能登へIターンで移住され、後継者のいな栗園を引き継ぎました。最初は1カ所から始まりましたが、どこの栗農園も高齢化が進み、その後2カ所を引き継ぐことになり、現在3カ所の栗園を管理しています。

長い間管理されていなかった栗園を引き継いだので、良い栗を実らせる為には、かなり手入れをしなければならなかったそうです。能登は栗の育成には向いていなそうで、栗に満遍なく日光をあて光合成をさせる為に、大木の栗の木は、剪定し低木の木にし、日当たりをよくしました。17年試行錯誤を繰り返し育てているそうです。

栗の木の寿命は、約50年と言われ、継承した栗園ですからそろそろ寿命のものもあるので新しい苗木を育ているそうです。栗は、植樹してから6年目から収穫できるそうです。 

焼き栗の販売

当初の販売方法は、栗を加工してから輪島の朝市へ出向き実演販売をするのがルーティンでした。しかし、コロナ禍になり全く売れなくなったことをきっかけに、通信販売に切り替えたそうです。これが功を奏し、驚くほどお取り寄せの予約注文が入ったそうです。コロナのおかげで、新しい販売経路が見つかったと仰っていました。ふるさと納税にも出されています。

 ※今年は、これまでにない不作だそうです。すでにいただいている予約のみで、今後の販売は難しいかもしれないとのことでした。

 

【松尾栗園 詳細】

住所:石川県輪島市町野町粟蔵ニ80-10

電話:0768-32-1305

お問い合わせ:松尾栗園のホームページ

 


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