のとルネアンバサダー、観光担当のっちです！
山奥からこんこんと湧き出る「藤瀬の霊水」。
藤瀬と書いて「ふじのせ」と呼びます。
中島町藤瀬の山の中にある「藤瀬（ふじのせ）霊水公園」
中島町の富来中島線の途中に、金色の観音様が乗った看板があります。
それが「藤瀬霊水公園」の入口です。
その入口から、車で山道をひたすら登ること約1キロの場所に「藤瀬霊水公園」があります。
近くにはのと里山海道の横田ICがあり、横田ICからは車で約5分の場所になります。
「藤瀬霊水公園」の霊水とは？
「藤瀬霊水公園」の霊水とはいったいどんなものなのでしょうか？
この場所の湧水は、月光菩薩（がっこうぼさつ）のお告げにより「病の治る水」として有名です。
その昔、中島町藤江にある重要文化財「座主家」の当主として知られる座主正盛さんが重度の神経痛に悩まされていました。
ある夜、枕元に現れた月光菩薩より「裏庭の水を飲めば治る。治ったら他の人にも勧めてください」とお告げがあり、実際に、この水を飲み続けたところ、茶わんも持てないほど不自由だった手や体が治ったことから、今でもこの水を求めて多くの方がいらしているとのことです。
そんな言い伝えがある水なのですね。
「藤瀬霊水公園」の駐車場はお汲み代も含めての料金が必要
この場所は、霊水お汲み代も込みで料金が必要です。料金は、バイク200円、自動車500円です。
駐車場は約10台ほど停められます。車を止めて、ポリタンクなどをもって霊水の場所へ向かいましょう。
駐車場目の前にある「藤瀬霊水公園」
車を止めて、目の前のスロープを降りていくと、心地よく、かつ勢いのある川の流れる音が聞こえます。
小さい橋を渡ると御堂とお水汲み場があります。
水は多く湧き出ていますが、込み合う際には、ひとりあたりポリ容器5コまでとの注意書きがあります。
週末などになると、多くの方でにぎわうとのことでした。
みんなが藤瀬の霊水を持ち帰ることができるよう、譲り合って利用してくださいね。
１か月～２か月に一回は水を汲みに来るという方がいらっしゃいました。
ご飯を炊いたり、お味噌汁につかったりと、お料理全般に使っているそうです。
とあるお話では、七尾の有名なお料理店のお水もこちらのお水を使っていらっしゃるとか。
遠くは県外からもいらっしゃる方もいるという、人気の高いお水です。
水場には3つの口があり、それぞれ龍の口から出ています。
蛇口はなく、水がこんこんと流れ出でています。
緑と湧き水の音で体の中から浄化される気分
山の中にある「藤瀬霊水公園」。緑に囲まれた場所のため、大きく息を吸ってみると、とても空気がおいしいです。
そして耳を澄ましてみると、川を流れる水の音が聞こえてきます。
何もない静かな場所ですが、きれいな空気と水がある場所です。
駐車場の前には「ふるさと五穀園」
駐車場の前には、「ふるさと五穀園」と呼ばれる場所があります。ここでは近隣の方が育てた野菜や、味噌、そして中島菜うどんなどを購入することができます。
手ぶらで来た方のために、空のポリタンクやペットボトルが売られていますよ。
中島町の山奥にある「藤瀬霊水公園」は、とても気持ちのよい場所でした。
ぜひ足を運んでみてくださいね。
【「藤瀬霊水公園」の施設紹介】
住所：石川県七尾市中島町藤瀬19部38番地
電話番号：0767-66-2500
営業時間：6時00分〜20時00分
定休日：年中無休
駐車場：あり（有料） ※バイク200円、自動車500円
