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不動尊が祀られている不動滝(落ヶ滝)【七尾市 城山】

のとルネアンバサダー、観光担当のっちです。

七尾市にある「城山」。

山全体を城とし、難攻不落とされた巨大山城・七尾城があったところです。

七尾城跡に行くにはいろいろな山道があり、トレッキングファンにとって人気が高い城山です。

その城山に、滝がありすぐそばには不動尊が祀られています。

落ヶ谷の不動滝(落ヶ滝)

七尾城跡と中能登町の石動山を結ぶ道「多根道」の入り口近くにある案内板です。

落ヶ谷・善谷入り口(案内)
落ヶ谷は、七尾城跡の二の丸跡と三の丸跡から続く尾根に挟まれた 急峻な谷で、途中にはおよそ20mの滝があります。
また、九尺石の下から続く尾根には、善谷曲輪群があり、入口から、 落ヶ谷の沢を渡るとその登り口となります
(看板表記より)

今回私は落ヶ谷にある20mの落差がああるという滝に向かいます。

滝の名前は「不動滝」と呼ばれていますが、「落ヶ滝」とも呼ばれています。
不動滝、というとお隣の中能登町にある不動滝が大変有名です。
しかしこれから向かう滝は「七尾城山の」不動滝です。
ここでは浸透している呼び方の「不動滝」と記載します。七尾城山の不動滝です。

不動滝へはどうやって行くの?

不動滝へは、とくに道がついていませんが、城山を歩きなれた方にはわかる道です。

私が案内されたのは、看板の向こうにある木々の間です。

とくに道らしきものは見えませんでした。こちらは慣れた方と一緒に行かないと、まずわからない道かと思います。

不動滝へ行くために、沢に沿って上流へ向かって歩いていきます。

この沢の下流は「大谷川」で、七尾市内では有名な川です。この沢は大谷川の源流となります。

まずは、沢を渡っていきます。石や木の枝の上を渡っていきますよ。さっそく運動神経が試されたと思いました。

倒木があったり、竹が倒れていたり。それでも沢に沿って上流へ向かいます。

この時、不動滝へ向かったのは10月です。

まだ紅葉の時期ではなく緑が青々しい季節でした。沢のサラサラ‥という流れの音を聞きながら進みます。

沢の水は冷たく、とってもきれいです!!見てくださいこの透き通った水。

生活排水がまったく混じっていない美しい水です。

沢に沿っていくわけですが、途中で沢を渡ったり、沢の中を進んだりします。

ですので足元は防水の専用シューズでないととっても歩きづらくなります。長靴ですと防水にはなるのですが、山道を歩き進んでいくにはいささか歩きづらいと思います。

私は専用のシューズを履いていったのですが、沢にドボンと足を突っ込んでしまい、結局片足だけずぶ濡れ状態になりました。

浅いと思った沢底が実は深かったりするので気を付けなければなりません。

途中、滝というほどではありませんが少し落差のある場所があります。

そこはよじ登るには少し難しい場所です。

しかし、そこにはどなたかが親切に梯子を置いて行ってくださっており、その梯子を利用させていただきました。

皆で助け合って進んでいきます。

藪が少し深い場所もありましたが、滝が見えました!!水の流れ落ちる音も聞こえます。

滝のすぐ下まで来ました。ここが20m落差の不動滝です。

水量はさほど多くはないのですが、実際に見ると迫力があります。

山肌に沿って水が流れ落ちています。

滝に向かって右側の山肌に窪みがあり、そこに不動尊がいらっしゃいました。

瑞々しいお花が供えてありますよ。

どなたかが、ここまでお花を持ってきてお参りし、お供えしているのですね!!

実は、この場所に不動尊が祀られている謂れがあります。

落ヶ谷の不動尊

大正十三年のことです。長く日照りが続き大干ばつになりました。困り果てた小池川原、古城、古屋敷、竹町の集落が話し合い、雨乞いを とある行者にお願いしました。雨乞いが始まって十六日目、予言どお りに雨が降り出しました。喜んだ人々は、三〇mもある蛇体に御幣を つけ港まで運び、竜神様の下へ流しました。
そして、お礼をしようと訪ねると、「この事を忘れないように」といわ れ、不動尊を作って滝の側に安置し祭りました。
その後、野ざらしではかわいそうと、古城の真舘清三さんが、山肌に 掘ったくぼみに移し祭るようになりました。
(「主婦のふるさと史」参考)
(看板表記より)

雨乞い成功の折の、お礼として祀られているものなのですね。

約100年も経った現在でもお参りされる不動尊。とても感謝された恵みの雨だったのでしょう。

案内表記にありました真舘清三さんの娘さんである真舘マサエさんが、父亡き後も長年お参りに通っていたそうです。

ご高齢のため現在は「七尾城山を愛する会」の有志によってお参りが続けられています。

また、真舘マサエさんの娘さんもお参りに通っていると耳にしました。

滝の水飛沫がかかり、岩肌も苔むしておりとても美しいです。

11月28日 不動尊の日

毎年11月28日を不動尊の日としているそうです。

「七尾城山を愛する会」の方が毎年この日にお参りに行かれます。

その写真を「七尾城山を愛する会」の辻三郎さんから拝借いたしましたので、許可を得て掲載させていただきます。

2023年11月28日。寒い雨・霙が降りました。

皆さんの装備は、防寒対策がしっかりとられていますね。

滝の横にある不動尊が祀られている場所。実はこんな高い場所にあります。

こちらには紐が設置してあり紐をつたって登ることもできるのですが、ここでも梯子がかけられています。

順番に登り、お参りします。

神秘的な場所ですね。

今年も無事お参りすることが出来ました。

七尾城山を愛する会の皆さま、お疲れさまでした。

そして写真提供くださった辻三郎様、ありがとうございました。

 

珍しい!ミョウガの実

今年ではないのですが、私が訪れた時のこと。

不動滝から帰る途中に、緑の中に鮮やかな真っ赤な植物が見えました。

これは、ミョウガの実だそうです。(私たちが普段食べているミョウガは蕾です。実ではありません。)

一見、花のように見えるのですが、赤い部分が実で、真ん中のめしべに見える部分は種だそうです。

ミョウガは通常、地下茎で増えていくのですが、環境に合わせて種でも増えることができる二通りの増え方をする植物なのだそうです。

そしてこの実を見ることができるのはとても貴重なことなのだそうです。

ミョウガの実が生育するには湿度、気温条件がとても厳しく滅多に育たないそうです。

それがこの七尾城山の不動滝そばにあり、タイミング良く見ることができたとは!

別の年に同じ場所で見ることができるかといったら、そうではありません。

真っ赤なミョウガの実。とても嬉しい発見でした。

そう簡単に行ける場所ではありませんが、七尾城山の不動滝に関する記載は少ないのでここに訪れた記録をしておきたいと思いました。

七尾城があった城山はとても魅力的な山で、様々なイベントもあり楽しませてくれます。

七尾城に関する記事のまとめはこちらです。


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