
のとルネアンバサダー、観光担当のっちです!
中島町の枠旗祭りの迫力を実際に体験しているかのように感じられる貴重な資料館!
七尾市中島町に伝わる「枠旗祭」
全国では多くの神事や祭りがおこなわれています。ですが石川県七尾市中島町で行われている「枠旗祭」は、全国でここでしか行われていないお祭りなんです。
「枠旗祭」はどんなお祭りかというと、毎年9月に中島町地域4か所で行われます。40名ほどの担ぎ手が、高さ20メートルを超えるる深紅の美しい旗を「イヤサカサー」という掛け声とともに上げ、練りまわる祭りです。
秋に行われるため、青い空の色、深紅の旗、そして神輿が立ち並ぶ風景はとても美しい景色です。
祭りの中で一番規模が大きいのが「お熊甲祭(おくまかぶとまつり)」です。毎年9月20日に実施される本祭では、神様の使いといわれている猿田彦に先導されて数十人からなるそれぞれの末社の行列が本社に向かいます。
太鼓と鉦のリズムに合わせて躍る猿田彦がこの祭りの特徴の一つと言われています。
また「お熊甲祭」は「熊甲二十日祭の枠旗行事」として、昭和56年に国の重要無形民俗文化財(風俗習慣)に指定されています。
「枠旗祭」をゆっくり学べる「中島おまつり資料館・お祭り伝承館」
©石川県観光連盟
能登へ遊びにきたら、その土地の文化などを学びたいところです。「中島おまつり資料館・お祭り伝承館」では枠旗祭をゆっくりと学ぶことができます。
「中島おまつり資料館」で実際に祭具を見学しよう
入口でチケットを買い、中へ入ると、まずは「中島おまつり資料館」に入ります。
まず私達を迎えてくれるのは、「枠旗広場」です。
ここでは、枠旗祭りの先導者として活躍する猿田彦の大きな巨大面が迎えてくれます。
そしてその正面には、吹き抜けの空間に立つ深紅の枠旗が高くそびえています。
この2つを見ただけでも思わず息をのんでしまいます。
さらに、この場所の人形たちは、スタッフにお願いすると実際の祭りの雰囲気を味わえるように動きます。動いている姿をみるとさらに迫力を感じることができます。
実際に使われている祭具がみられる「展示広場」
さらに進むと、展示広場があります。ここでは、多くの面や衣装など多数の祭具をゆっくり見ることができます。
祭りの様子を映像で楽しめる「映像広場」
ここでは120インチもある大型画面でリアルな祭りの映像を解説入りで楽しむことができます。
実際に祭りを見に行けない方も、祭りの雰囲気を味わうことができます。
こちらの映像もスタッフにお願いすると、すぐに流してくれます。約18分の映像となっています。
お祭りの歴史が学べる「お祭り伝承館」
ここから先はカメラなどでの撮影はNGです。
「お祭り伝承館」では、中島地域の歴史や祭りの歴史などをゆっくり学ぶことができます。
一周観覧すると、約1時間くらいでした。
とても美しい深紅の枠旗。そして猿田彦の悠々しい姿に、感動しました。
「中島おまつり資料館・お祭り伝承館」は、とてものどかな場所にあります。
周りにも美しい田園風景が広がり、おもわず深呼吸したくなるくらいです。
「中島おまつり資料館・お祭り伝承館」は、貴重な祭りを学べる場所です。
七尾に来た際には、ぜひ足を運んでみてくださいね。
【「中島おまつり資料館・お祭り伝承館」の施設紹介】
住所:石川県七尾市中島町横田1部148番地
電話番号:0767-66-2200
営業時間:午前9時~午後5時 ※入館は午後4時半まで
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
12月11日~3月10日の冬季は休館(ただし団体の予約がある場合は開館します)
料金:大人 500円 高校生400円 小・中学生300円
駐車場:あり ※無料
写真撮影はお祭り伝承館以外は基本的には可能です。
もしわからないことがあれば、スタッフの方に確認してみてくださいね。