のとルネアンバサダー、観光担当のっちです。
石川県は、富山県、福井県、岐阜県と隣接しており、それぞれとの間に県境があります。
岐阜県との県境には有名な白山白川郷ホワイトロード、そして、福井県との県境には、「越前加賀県境の館」という話題になる場所がありますが、実は、能登の七尾市に、富山県との県境の施設があるんです!
能越自動車道
石川県輪島市から北陸自動車道小谷部戸波JCTに至る高規格幹線道路を「能越自動車道」といい、地元では「能越」と呼ばれています。2015年に七尾市内から富山までの全線が開通し、七尾市と富山とのアクセスが格段に良くなりました。
北陸新幹線の利用も、能越を利用すると、金沢駅へ行くより、新高岡駅へ行った方が近くて安くなったので、そちらを利用する方も少なくありません。
そんな便利な能越自動車道の、石川県と富山県の県境にあるのが、その名も能越県境PA。
全線開通後、同年に命名され、新しくオープンした施設です。
富山方面は下りで「仏島(ほとけじま)側」、上りは「石動山(せきどうさん)側」と区別されています。
石川県と富山県の県境ライン
トイレの建物から出て左手の地面にきれいなブルーのラインが引いてあります。
ここが、石川県と富山県の県境になります。
行ったり来たりしてみたり、跨いで写真を撮ったり、楽しみ方はいろいろ。
実際に、「境界協会」という団体をつくられて、県や市区町村の境などで、様々な境界線での楽しみ方を提案されている方々もいらっしゃるようです。いつかこちらも目に留まるかもしれませんね。
施設
上り下りとも、下記施設・設備内容は同じです。
駐車場は大型11台、小型10台分あり、ゆったり駐車できます。車いす用の屋根付きの駐車スペースもあります。
トイレは、男性大3・小4、女性7、車椅子用1設けられており、段差のないユニバーサルデザインで、おむつ台を備えた乳幼児連れの方も快適に利用できるブースもあります。
地場産の木材を利用した木のぬくもりを感じられる建物になっています。
自然換気や自然採光など、自然エネルギーの活用も意識した建物のようです。
仏島側の見どころ
仏島側は、施設裏が海方向になり、見晴らしもよく、展望ベンチが用意されています。
天気が良いと、富山湾越しに立山連峰などを見ることができます。
地物直売&観光案内
仏島側には、施設に向かって左手に小さいプレハブの建物があります。
ちょっと入りにくいかもしれませんが、中には、地物のお魚などの直売や、お土産品、観光案内のコーナーがあります。
この日も、いかにもとれたてのお魚を、その場で調理していらっしゃいました。
いかやタコなど、新鮮で、しかもお安いものが並んでいました。
タイミングが良ければ、すごくお買い得な海の幸が手に入りそうです。
他にもいろいろありますので、休憩ついでにぜひこちらへもお立ち寄りください。
【「能越県境(のうえつけんきょう)パーキングエリア」詳細】
・上り線(七尾方面)は石動山(せきどうさん)側
・下り線(氷見方面)は仏島(ほとけじま)側
駐車台数:小型10台、大型11台 ※上下とも同じ
施設:トイレ1か所 ※24時間利用可。上下とも同じ