のとルネアンバサダー、観光担当のっちです!
厳かな神社の社殿横にある杉は七尾市指定の天然記念物に指定された巨木です。
七尾市でも富山県にほど近い南大吞(みなみおおのみ)地区にありますよ。
南大吞地区の「阿良加志比古神社(あらかしひこじんじゃ)」
その南大吞の山の中にある「阿良加志比古神社」。
民家と民家の間を抜け、細い坂道を上ると、ありました。
長い石段の奥に
御祭神は、阿良加志比古神。
古くからこの地区の総社として鎮座しています。
阿良加志比古神社の由緒は、
その昔、この地区の長者が、この土地に悪さをする熊や虫、鳥などを隣町に鎮座する宿那比古(すくなひこ)神と協力し、平定したという伝説があるとのことです。(阿良加志比古神社の公式ホームページを参考にさせていただきました。)
すくなくとも奈良時代には尊崇を受けていたとのことです。残念ながら戦国時代に上杉謙信の七尾攻めの際に記録は焼失してしまったそうです。
古い由縁をもつ神社です。
真正面に立つと、まっすぐに長く続く石段があります。
その石段を登っていくと見えるお社が見えます。
階段の両脇には木々がそびえたっており、暑い日でしたが木陰が気持ち良いと感じました。
これもこの場所が持つ癒しのパワーでしょうか。
階段を登り切り、社殿までやってきました。
この神社には、多数の兼務神社があります。
・日山神社(ひやまじんじゃ) 七尾市麻生町ヘ17
・気比神社(けひじんじゃ) 七尾市東浜町ホ1
・日吉神社(ひよしじんじゃ) 七尾市殿町ヲ2
・大巳貴神社(おおなもちじんじゃ) 七尾市沢野町ヌ46
・上澤野神社(かむさわのじんじゃ) 七尾市沢野町ケ99
・日吉神社(ひよしじんじゃ) 七尾市沢野町ナ26
・南住神社(なずみじんじゃ) 七尾市大泊町33-44
・諏訪神社(すわじんじゃ) 七尾市清水平町オ9乙
・小槙神社(おまきじんじゃ) 七尾市小栗町谷内171
・宿那彦神像石神社(すくなひこかみかたいしじんじゃ) 七尾市黒崎町ヘ28-3
・八幡神社(はちまんじんじゃ) 七尾市佐々波町ソ16甲
・火宮神社(ひのみやじんじゃ) 七尾市熊淵町シ52
・西枝神社(にしえじんじゃ) 七尾市熊淵町高尾部チ76-2
阿良加志比古神社 巨木のスギ
阿良加志比古神社の社殿左側には、七尾市指定の天然記念物「阿良加志比古神社のスギ」があります。
樹齢数百年といわれ、樹高は35メートルほどです。
地上から約5メートルの高さから5幹に分かれている為「五本杉」と呼ばれるそうです。
すぐそばに立って見上げると後ろにひっくり返ってしまうほど大きな杉の木です。
蝉の抜け殻を見つけましたよ。
訪れた日は夏の暑い日で、蝉時雨がうるさいほどでした。
しかし阿良加志比古神社の境内にたたずむと、蝉時雨の最中でもどこか静寂を感じます。
森の中にひっそりと建ち、厳かな「阿良加志比古神社」を訪れてみてはいかがでしょうか。
【阿良加志比古神社 詳細】
石川県七尾市山崎町カ35