のとルネアンバサダー、観光担当のっちです!
「外食産業の祖」と言われる宝達志水町(旧羽咋郡柏崎村)出身の偉人、故北橋茂男(きたはししげお)氏が創設した「やわらぎの郷」へ、お天気のいい日に散歩もかねて行ってきました。
オムライスの生みの親 北橋茂男氏の故郷への想い!
宝達志水町は「オムライスの町」として知られ、洋食屋さんはもとより、ラーメン屋さんや寿司屋さんでもメニューにオムライスを載せています。
なぜオムライスの町か?
それは、大阪で大繁盛店となった「パンヤの食堂」で、初めてオムライスを考案し、世に送り出した北橋茂男氏がこの町の出身だからだそうです。
「外食産業の祖」ともいわれるほどの大成功をおさめ、偉業を成し遂げた北橋氏は、地元への想いも深く、様々な支援をされたようです。
その中で、「ふるさとの人々の心の支えになる場所にしたいと創設したのが「やわらぎの郷」だということです。
御林山(おはえざん)「やわらぎの郷」全景
その昔、このあたりは加賀藩の直属の領地で、山林一帯は「御林山(おはえざん)」と呼ばれていたそうです。
そこに創設されたやわらぎの郷には、聖徳太子殿、やわらぎ堂などいくつかの施設があります。
まず駐車場は広々していて、トイレ、自販機もありました。
入るとすぐ立派な太子殿が階段の先に見えました。青い空、緑の葉っぱに映えてとてもキレイです。
太子殿にはあの田中一村画伯の天井画「能登四十九種薬草図」があり、こちらを目当てに来られるお客様も多いようです。
ネット越しに見る状態になっていますが、管理人さんにお願いすると開けていただけます。
太子殿を下ると右手にやわらぎ堂があります。
大人200円、小人100円で拝観できます。
普段は施錠されており管理事務所に電話をすると開錠しに来てもらえます。
気さくに話をしてくださる管理人さんがカギを開けて中へ案内してくださいました。
不在の場合もあるようですので、中をご覧になりたい方は事前に電話で確認されることをお勧めします。
聖徳太子の「和を以って尊しとなす」の教えを伝えるために「宗教法人やわらぎの協会」として創設されたとあって、聖徳太子に関するものがたくさん展示されています。
無形文化財「小島与一氏」一門による博多人形
中には無形文化財・故小島与一氏とその門下による「和の姿」を表現した博多人形33体が展示されています。
たくさんの人形たちは圧巻です。
どれも、老夫婦や孫とのふれあいなど心温まる場面が表現されていますが、妙にリアルでじっとみていると動き出しそうな気配さえ感じてドキッとします。
地元の人々の憩いの場
広い敷地内でのんびり散策ができます。ところどころに見学ポイントがあります。
こちらは北橋茂男氏の銅像です。
お天気が良かったのでゆっくり散策できて気持ちよかったです。
管理人さんのお話だと、桜の時期が一番人が訪れるそうです。千本桜が咲き誇り能登の桜の名所の一つだそうです。
広々として、自然豊かで、老若男女問わず楽しめる場所だと思います。
また桜が咲き誇る時期にもう一度訪れたいです。
【やわらぎの郷 施設紹介】
住所: 石川県羽咋郡宝達志水町敷浪5‐10
電話: 0767‐29‐2156
公開: 8:00~17:00
アクセス: JR敷浪駅から徒歩で15分
駐車場: 有り
料金: やわらぎ堂拝観料 大人200円 小人100円