のとルネアンバサダー、観光担当ののっちです!
バスの発着地として和倉温泉内に立地する和倉温泉バスターミナルを紹介します。
和倉温泉の中央に位置するバスターミナル
和倉温泉総湯のすぐ横に立地する「和倉温泉バスターミナル」。なぜか目にとまる建物なんです。
見た瞬間「懐かしい・・」と思わず声が漏れてしまいそうな風貌の建物。それが「和倉温泉バスターミナル」です。
昭和の良き時代をとても感じさせるレトロな風貌をしています。
「和倉温泉バスターミナル」にはレトロな雰囲気を味わえる撮影ポイントが多数
1953年に建てられた「和倉温泉バスターミナル」は、能登とさまざまな地域を結ぶバスターミナルとして和倉温泉内に立地しています。
この和倉温泉バスターミナルが建った60年前当時を知る方にお話を伺いました。
(あえて方言通りに、記載します。下に訳をいれますね!)
「当時は多くの市民がバスを利用しとった。ちんこい子連れた親子や、学生もたくさんおった。
にんがしかったわいね~。七尾で服やら野菜こうて、荷物もでかいこそ持ってバス乗っていね。
バスもよぉ~走っとったよ。今はみーんな車やさかいね。さみしなったわいね。」
七尾弁です。おわかりになりましたでしょうか?
訳します。
「当時は多くの市民がバスを利用していました。小さい子供連れの親子や学生もたくさんいました。
賑やかでしたよ。七尾で服や野菜を買って、荷物をたくさん持ってバスに乗りました。
バスもよく走っていましたよ。今はみんな車だからね。淋しくなりました。」
当時はとても賑やかだったんですね。中には売店があった形跡がうかがえましたが、今は売店はされていないようです。
昔懐かしい木のベンチ。どこかの会社のロゴ名が入っていたはずです。
読み取れそうで、読み取れませんでした!
バスターミナル裏手の格子窓。約60年前ものです。今ではあまりこういった形の窓は見ないですよね。
なんといってもこも丸味を帯びた入り口!そして「北鉄バスターミナル」の丸い文字体!
レトロでかわいいと思いませんか?
「和倉温泉バスターミナル」からはどんなバスが発着しているの?
こちらは北鉄能登バスのバス停看板です。石川県ではこの配色の停留所看板があちこちに見られます。
「和倉温泉バスターミナル」からは、和倉温泉駅前やローカルバス、そして能登半島観光バスが発着しています。
和倉温泉から発着のコースも用意されているので、詳しくは北陸鉄道の定期観光バスで確認してみてくださいね。
バスターミナル内には、トイレや待合室なども用意されています。ですが、現在は午前中のみ開放されています。
午後からは無人で鍵も締まっているので、中に入ることはできません。
でも外からでも十分見学はできますよ。
見学していると、ちょうど北鉄能登バスが入ってきました。
朱色とベージュの配色が特徴的なバスです。
鉄道の行きわたらない能登の人の足となっているバス。能登の隅々にまでこの朱色とベージュの配色のバスが走っています。
和倉温泉からバスに乗らなくても温泉街の中を散策する際には、是非「和倉温泉バスターミナル」も訪れてみてくださいね。
【「和倉温泉バスターミナル」詳細】
住所:〒926-0175 石川県七尾市和倉町11−6
能登巡り観光バスは、北陸鉄道(0767-62-2840)で申し込み可能です。7時30分~17時まで電話受付可能です。