のとルネアンバサダー、観光担当のっちです。
美しい形の高爪山(たかつめやま)。その山頂には高爪神社の本殿があるそうです。
今回は高爪山の山麓にある高爪神社幣殿・拝殿をご紹介しますね。
能登富士と呼ばれる「高爪山」
羽咋郡志賀町と輪島市をまたいだ山、高爪山(たかつめやま)は綺麗な形をしています。
標高は341mですがその形は富士山を思わせるので、「能登富士」と呼ばれています。
その山頂には、高爪神社の奥宮があるそうです。
日本武尊を祀る高爪神社
高爪(たかつめ)神社の主祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)です。
仏教の伝来により、高爪山の山麓に寺が建ち、神様も合わせて祀る「神仏習合の時代」が長く続きました。しかし明治元年の「神仏分離令」によって、神道と仏教は分けられ、高爪神社と改称されたとのことです。
また、加賀藩祖前田利家をはじめ歴代藩主の崇敬も厚く、数々のの寄進がなされたそうです。
拝殿の戸には、大きな前田家家紋がみられました。
訪れた日はちょうど月次祭が取りおこなわれた直後でした。
拝殿の中を拝見することができました。
国指定重要文化財所有の高爪神社
高爪神社は、国指定重要文化財である「六神宮懸仏」があることで有名です。
「六神宮懸仏」とは、6枚1組の円形木板彩画で建治元(1275)年と記されています。
高爪神社に行ってみた
長閑な農道のさなかに、「高爪神社」の案内標示があります。
周辺にはこの標示しか目印はないので見落とさないようにしてくださいね。
標示の道を進むと、右手に大きな鳥居が見えました。
周囲は田畑で、穏やかな景色です。
鳥居をくぐると拝殿に向かう一直線の石段がみえます。
暑い日でしたが、緑に覆われて涼しい風を感じました。
ちょっとふっくらした感じの狛犬が愛嬌がありますね。
高爪神社は、能登国三十三番観音霊所の第二十六番霊所にもなっています。
拝殿に向かって右手は高爪神社宝殿となっており、観音堂です。
こちらには前田利家が安置した十一面観音があります。
拝殿前には祈願や御朱印等の案内をする連絡先が掲示されています。
月次祭は毎月1日と18日の午前10時から行われていると案内がありました。
私が訪れた日がちょうと月次祭の日でしたので、開いている拝殿を拝見することができましたよ。
次は、高爪山山頂にある本殿に行ってみたいと思います。
【高爪神社拝殿・幣殿 詳細】
石川県羽咋市志賀町大福寺ナ58