のとルネアンバサダー、観光担当のっちです!
能登は自然豊かな土地です。美味しい水が豊富に涌いている土地が各地にあります。
今回は中能登町にある「十却坊(じゅっこうぼう」をご案内いたしますね。
Contents
中能登町の奥へと案内する看板
霊水が涌き出ているという「十却坊」は、中能登町瀬戸という地区の奥地へと進んだところにあります。
随所随所に案内板がありますので、見落とさずに進んで行ってくださいね。
看板を頼りに、自然豊かな道を進んでいきます。
舗装されていない道ですが、普通車でも十分すすめますよ。
ただ、車同士のすれ違いはちょっと気を付けなければいけないかもしれません。
観音様のお告げに由来する霊水
道を行くと、「十却坊(じゅっこうぼう)霊水 観音の水」があります。
開けた広い土地なので十分な駐車スペースがありますよ。
「十却坊(じゅっこうぼう)霊水 観音の水」は、十却坊観音様の予言、お告げに由来し発掘した観音の霊水です。
こちらは十却坊のお堂です。
そのすぐ横にはいくつもの蛇口があり、そこから観音の水を汲むことができます。
観音の霊水 特質
現地に表記されている内容です。
*****
1.地下水(山原、横堀30メートル掘削により天然に地中に存在する栄養素となる鉱物、無機物が豊富にバランスよく含まれて居り)が自然流下し無雑菌で腐らない清潔な飲用適合自然水です。
2.葉緑素(容器を永く使用しますと底に緑色が付着するのがその証で、又水茂藻)が多分に含まれて居り、それが体に非常に良い。お茶、コーヒー、御飯等の食用水に最適。
3.十却坊観音(当山の守護神)、観音様の霊験の御加護(目に見えない神、仏のお守り)ー十却坊観現、水かけ観音さまが影現し耳に話され、予言されたと云う人もあります。
****
能登は全国有数の上質な珪藻土がある土地です。
十却坊のあるこの地区一帯も珪藻土でできており、その珪藻土を通った水はとても美味しいと聞きます。
【珪藻土や火成岩の活断層を自然の圧力によって逆浸透して山腹に自噴横堀30メートル堀削、昼夜自然流下している為、無雑菌で衛生的です。】との説明もありました。
水場がいくつもあり、お水が汲みやすい十却坊
十却坊の水を汲みに来る方は、県内外問わず広範囲からいらっしゃるそうです。
お水を汲みに来た数人の方にお話を伺いました。
お隣の県、富山県氷見市からいらっしゃった方、七尾市からいらっしゃった方、また地元中能登町からの方もいらっしゃいました。
いずれも一か月に一度の頻度でいらっしゃるとのこと。
「昔からここの霊水は評判がいいのよ。私は20年以上通っているわ」
「ここの水じゃないともうお料理できんね」
と、愛飲者の生の声もいただきました。
日頃からこのお水を利用しており、コーヒーやお茶、お料理には欠かせないそうです。
お水は、冷暗所に保管しておけば、一か月間はもつそうです。
水場はいくつもあるので、余裕を持って水を汲むことができていましたよ。
水質検査を定期的に行っている十却坊の水
十却坊の水は定期的に水質検査がされています。
いずれも大腸菌は検出されず、検査値は基準値だということです。
結果表も明示されており、安心して飲める水となっています。
遺跡が多い歴史ある瀬戸地区
十却坊のある中能登町瀬戸地区には、「能登軍団」という奈良後期~平安初期時代の能登の軍備城砦があるところです。
能登軍団は、眠れる秘境ともいわれており、全国で唯一無二の軍団と烽址があるところです。
ですので今でも遺跡の一部が出土されるなど、歴史的価値の高い地区です。
十却坊から眺めることのできるこの静かで美しい景色は秘境と呼ばれるのも不思議ではありません。
今でもあちこちに歴史の断片が残っている瀬戸地区です。
十却坊への寄進協力のお願い
十却坊では湧き水があるといえどその管理には費用がかかります。
十却坊への道路の整備、駐車場の整備など、その財源が必要です。
また本堂建立のための寄進の協力をお願いしていました。
十却坊を守る南谷日進さん
黄金山十却坊の堂主 南谷日進さんです。
30~40年間、この十却坊を管理されています。
地域の歴史にも詳しく、たくさんのお話をきかせていただきました。
能登にはまだまだ魅力的な歴史や場所があります。
能登ってすごい!と思わず言ってしまいました。
【十却坊 詳細】
石川県鹿島郡中能登町瀬戸48-2
電話0767-74-2505
十却坊 管理人 南谷忠昭