令和6年能登半島地震発生
能登半島は、かつて地震等の自然災害が少ない地域と考えられていました。ところが、2007年の「能登半島沖地震」以来、むしろ地震の多い地域と言われるようになり、記憶にも新しい昨年のゴールデンウィーク、2023年5月5日の地震二続き、たった8ヶ月しかたたない本日、令和6年1月1日午後四時すぎ、その評価を決定づける大地震が発生しました。最初の震度五強の地震の際は、2007年のそれに比べるとそれほど怖いとは思いませんでしたが、その数分後、それこそ命の危険を感じる程の長くて大きな揺れでした。
大音量の警告音のあと、何かが倒れる音、何かが割れる音、子どもたちの叫ぶ声・・・
なんとか、誰もけがをすることもなく、ほっとしたのもつかの間、
周りには、TVでしか見たことがなかったような惨状が広がっていました。
あぁ本当にこんなことになるんだ。なんだか人ごとのような思いで、倒れた棚や落ちて割れた茶碗を眺めていたら、
またしても大音量の警告音が!
そのうち、「大津波がきます!テレビを見ていないで高台に逃げてください!」とアナウンサーが叫びだし、
近くの避難所へと向かいました。
近所の方々も皆不安げな顔で集まっていました。
それからは、大きな揺れから、小さい揺れまでひっきりなしに揺れを感じる状況が続いています。
輪島市内では、大きな火災が発生しています。
避難所へ向かう途中の道に、いくつも亀裂や隆起が見られ、スピードを落とさず走ってきた車が跳ね上がるほど。
輪島では市の中心街で大規模な火災が起こっており、
珠洲市では、倒壊した家屋に取り残された方がいるとか、七尾市で心肺停止の方がいるとかのニュースが報じられ、
近所を見ても道だけではなく、家の外壁やフェンスに亀裂が入っていたりとか、
不安でしかない状況で、眠れない夜を過ごす方がほとんどだと思います。
どうかこれ以上の被害が起こりませんように!
どうか、できるだけすみやかに日常生活が取り戻せますように!
そして、落ち着いたら、また、たくさんの方に訪れて頂けるような能登に戻りますように!
そう祈りながら、眠れない夜を過ごすことになるでしょう。
能登へ出入りされる方々、くれぐれも、道路の陥没にはお気をつけ手、ゆっくり走ってください。
下記の情報もご参考に!
通行止めなどの道路情報