
のとルネアンバサダー、観光担当のっちです。
志賀町の海沿いに、知る人ぞ知るといった隠れ名所があります。
陸から歩いて行くことのできる弁天島。
そこからの夕陽は絶景だと評判です。
安部屋港にある弁天島
志賀町から奥能登に続く海沿いの一本道を走っていると、案内看板がありました。
「能登半島国定公園 夕日が沈む島 弁天島」
とありました。そんな名前の島が志賀町にあることは知らなかったので、立ち寄ることにしました。
案内看板から道なりに車を走らせるとすぐに「安部屋(あぶや)港」があります。
そこから遠めに小島らしきものが見えます。遠目で見ても、美しい!
よく見ると陸続きのようです。安部屋漁港をぐるっと回ってみます。
この漁港から、陸続きになっているのですね。
この階段を登って進んでみたいと思います。
進むと、「弁天島」と表記されており、鳥居もあります。
漁港と反対側は砂浜になっています!なんて美しい形の海岸線!
季節柄、人やが立ち入っている様子はありません。いるのは海鳥だけでした。
さて、弁天島にきました。
ここで弁天島、という名称についてご説明します。
弁天島の「弁天」は、七福神のうちの一人、弁才天に由来します。日本全国にその名前のついた小島が数々あります。
ここ能登半島でも志賀町以外に能登町にもあります。
弁才天は財産の神様とされていますが、それ以外にも水の神様とも言われています。
海難を避けたり、漁師たちの守護神として主に海沿いの小島に祀られてきました。
この弁天島のすぐそばにも安部屋漁港があります。豊漁を願い、海難を避けるためここでも祀られているのでしょう。
鳥居の奥の神社です。
隙間がありましたので、恐れながらも中を少し覗きこんでみました。
伊都久志麻神社(いつくしまじんじゃ)です。
御祭神は市杵島姫(いちきしまひめ)命となっています。
弁才天と市杵島姫命は、同神といわれたり、習合されたりしています。
海を眺めることができる東屋
神社に向かって左手に、東屋がありました。
とても景色がよいこの場所に、あって当然のものと思います。
テーブルとチェアがあります。
まるで日本画のような景色を見ることができますよ。
神社の向こうに、展望台?!
東屋の奥に、小径を見つけました。
まだ奥に行けるのかな?と思い進んでみると・・・
え!灯台?!
そして、弁天島の先端です。絶景です!
灯台と海の景色がよく合っていて、感動します!
少し古そうな灯台ですが・・・周囲には特に看板や説明書きはありませんでした。
ですので、詳細はわかりません。景色に合った木造の白い灯台です。
存在すら知らなかったので、灯台を見つけた時は驚きました。
裏に回ると、梯子がかけてありました。
特にロープもかかっていなかったのですが、常識的に考えて一般人は登ってはいけないと思ったので、足元から見上げるだけにしました。
三味線島とも呼ばれる安部屋弁天島
調べてみますと、この弁天島は安部屋にあるので安部屋弁天島とも呼ばれており、三味線島とも呼ばれているそうです。
そして、安部屋には昔は北前船がきていました。
その際、この弁天島はその地形から天然の防波堤となっていたそうです。
波の荒い日本海ですので、この地形はまさに水の神様がいるかのようです。
夕陽のビュースポット
この松林や神社、灯台という美しい景色に、夕陽が沈んでいく様はまさに映えスポット!!
陽が高いこの時間でも、とても綺麗でした。
能登の、隠れスポットと言えるでしょう!!
【安部屋弁天島 詳細】
石川県羽咋郡志賀町安部屋