幸せの箸渡し…真心を込めて一膳一膳手作り 輪島塗・塗り箸のお店 岩多箸店【 輪島市】

のとルネアンバサダー 木戸奈諸美です。
毎日使うお箸だからこそ、少しこだわってみたいですよね。輪島にある素敵なお箸屋さんをご紹介します。

一膳一膳 手作りのお箸

『岩多箸店』は石川県輪島市にある、塗り箸の卸製造販売元です。

輪島塗の伝統的な技術。

熟練した職人さんによって、一膳一膳 丹精を込めて作られています。

時間をかけ、繊細かつ丁寧に作りあげていく輪島のお箸作り。

いくつもの工程をすべて手仕事で行っています。

輪島の箸作りは、箸の木地の選別から始まり、漆を塗り、乾かすという工程を何度も繰り返し、かなりの手間と時間を要します。

箸一膳といえども、長年受け継がれてきた匠の技そのものであり、伝統工芸の「輪島塗り」の素晴しさを改めて感じることができました。

安全性の高い漆塗りの箸

食の安全性が問われる時代となり、安心して使用できる漆塗りの箸にも注目が集まっています。

輪島塗の箸に使われている「漆(うるし)」には高い抗菌作用があり、さらに『岩多箸店』の箸は木地に天然木を使用して作られているため、小さなお子さんがもし噛んでしまっても安全です。

子供でも安心!の漆塗りのお箸

一般的に、市販されている箸の塗料は、ほぼ原油から合成されています。箸は毎日使うものです。

知らず知らずのうちに塗料が剥がれ、微量ずつでも体内に取り込まれるとしたら…母親としては心配になってしまいますよね。

漆塗りの箸も色々なサイズがあり、お子様の手の大きさ、成長に合わせて箸の長さを変え使うことが可能です。

塗り重ねられた漆塗りの箸は丈夫で口触りもよく、お子様からご年配の方にも安心してお使いいただけます。

『岩多箸店』の乾漆箸(かんしつはし)は石川県輪島市の全ての保育所で長年採用されており、食育やお箸のトレーニングにも貢献しているんですよ。

私が自宅で愛用している箸も『岩多箸店』の乾漆箸です。表面が少しざらざらとしており、

つるんと掴みにくい「うどん」や「イカのお刺身」といった食材でも滑ることなくつかむことができ、美味しくいただくことができます。

箸作りの工場見学もできます

輪島塗りのお箸作りに興味を持たれた方、『岩多箸店』の工場見学もできます。

しかし、感染対策のため工場見学を中止している場合もあります。ご了承ください。

工場見学をご希望の方は、事前にご連絡のうえご確認ください。

送料無料 オンラインショップもあります

「遠方で輪島まで行けないわ〜」と残念がっている方へ、オンラインショップもあります。

食卓を彩り使いやすく機能性に優れた輪島の塗箸は職人が丹精込めて作る最高品質の箸です。

商品はすべて、石川県輪島市の『岩多箸店』で作られた安心してお使いいただける日本製です。

商品の一部をご紹介します。

《商品一覧》

■持ち手部分に手すき和紙が使われたお箸です。美しい日本のイメージで私のお気に入りです。

海外の方への贈り物としてもとても喜ばれます。

■レトロチックな文様のも根強い人気があります。

■敬老の日に長寿を祈って贈ってみてはいかがでしょうか。

■ワンちゃん好き、猫ちゃん好きの方にはたまらないお箸です。

■梅雨の時期にも…なんとなく食卓が明るくなります。

■夏には涼しげに金魚の柄のお箸はいかがですか?

■動物が好きなお子様用に…兄妹で色を変えても良いですね。

■堆朱(ついしゅ)という技法で作られた、大変貴重なお箸です。

漆を何度も塗り重ね、研ぎ出すことで断面が模様のように浮かび上がってきます。

左側のお箸が漆30回塗り、右が漆20回塗りだそうです。

作られる数も限られる限定の逸品です。

■幸せを招いてくれる福まねき猫のお箸。良いことがありそう。

■夫婦 小判箸&2way箸置きセットです。ナチュラルな色合いにシンプルな柄もいいですね。

■お取り箸のお問い合わせも多くあるそうで、料理や器との相性を考えながら、色々なお取り箸もご用意してあるそうです。

■唐草模様のお箸も可愛いですね。

■このお箸…この柄…

見る人が見ればおわかりでしょうが、ひそかに人気の柄…パート1です。

見る人が見ればおわかりでしょうが、ひそかに人気の柄…パート2です。

何の柄かわからない方のために…ヒントの写真です。

石川県七尾市にある懐古館(かいこかん)で、のとルネアンバサダー木戸奈諸美がテレビ撮影した様子です。

統工芸の本格的な輪島塗りのお箸から、遊び心のある普段使いのお箸まで、様々なお箸を作れるのも『岩多箸店』が製造から販売までを行なっている箸店だからこそなのだと思います。

 

■七色のお箸が彩りをそえ、食卓を華やかに演出する七彩箸。

水引付きの箸袋でお祝い事にも最適ですよ。

■蒔絵が施された拭き漆のしおりです。

生漆を塗っては拭き、塗っては拭きを繰り返し作られています。

木目が美しく、素朴な温かみを感じますね。

■輪島箸の和と洋のコラボ商品、かんざしもあるんですよ。

ゆらゆら揺れる飾りがとてもおしゃれです。

ジャパンエキスポ・タイランド2020 で「のとルネ」が能登の魅力をPRした動画では、

友禅ドレスに合わせて『岩多箸店』さんのお箸を「かんざし」にして使用させていただきました。

■素敵な箸置きもあります。

箸置きセット。ちょっとしたプレゼントにも良いですね。

■和菓子切りのセットもあります。

和菓子切りには5本箱入りセットの他にも、2本入り、3本入りセットもあります。

ご自宅で上生菓子とお茶をいただきながら、贅沢時間いいですね。

和菓子切りもお箸から作られています。

■手彫り沈金(ちんきん)

漆器の装飾技法の一つで、漆面に刃物で文様を彫り、金箔や金粉を押し込む技法です。

■手描蒔絵(蒔絵)

漆器の表面に漆で絵や文様、文字などを描き、乾かないうちに金や銀などの金属粉を蒔き器面に定着させる技法です。

まだまだ素敵なお箸や商品がたくさんあるのですが、すべてをご紹介できず残念です。

※ぜひ『岩多箸店』のオンラインショップをご覧ください。オンラインショップにも一部しか掲載しておりませんので、

他のお箸や商品をお探しの方は、お気軽にお問合せくださいとのことです。

ぜひ知っていただきたい輪島塗のこと

あらためて輪島塗(わじまぬり)とは、石川県輪島市で作られている漆器のことです。

輪島塗の特徴としては、輪島市でしか採れない輪島の地の粉(じのこ)を使用していることにあります。輪島塗が盛んになったのも地の粉 とよばれる良質な土が発見されたことが大きく関係しています。地の粉とは、植物プランクトンの一種である珪藻類が堆積して化石になった珪藻土(含珪藻泥岩)を蒸し焼きにして、粉砕したもののことをいいます。その地の粉と生漆、米糊を混ぜて下地漆を作り、木地にヘラで何度も塗っていきます。

ぜひ知っていただきたいことは、珪藻土も生漆も米糊も自然素材であり、安全なものであるということです。能登地方は日本有数の珪藻土の産地で、輪島塗の地の粉の使用の歴史は江戸時代初期ともいわれています。珪藻土は非常に堅いながらも微細な孔が数多く空いているため、そこに漆が入り込み極めて頑丈で、断熱性にも優れた下地塗となり、全ての輪島塗の品質を支えています。

輪島塗の本格乾漆箸の製造工程

ご紹介した工程以外にも、いくつもの工程があり、漆の箸は漆を塗って乾かしてを繰り返し、より丈夫な箸になっていきます。

輪島市出身の私ですが、一膳の箸を作るにもこんなにも時間と手間がかかっていたのだと、あらためて感動してしまいました。

「輪島塗り箸」「輪島うるし箸」「輪島箸」

平成21年に輪島漆器商工業協同組合により輪島木製塗り箸の基準が設けられ、輪島の箸は

「輪島塗り箸」「輪島うるし箸」「輪島箸」という3つの分類になりました。

お箸を購入する際の参考にしていただければと思います。

「輪島塗り箸」

昔ながらの「輪島塗の箸」のことです。

輪島塗箸とは、木製木地(ヒバ・アテ等)で、地の粉下地、天然うるしの下地・上塗りを施したお箸のことを言います。

 

■手描蒔絵 花菱
天然うるし、先乾漆本金仕上げ、輪島地の粉にて下地を施し、すべて天然漆で仕上げられています。箸先は乾漆仕上げとなっており、すべりにくくなっています。その箸に、手描の蒔絵により、花菱の模様を表現している豪華なお箸です。

■天然うるし仕上げ
輪島地の粉にて下地を施し、すべて天然漆で仕上げられています。

何回も何回も漆を塗り重ね、箸の角の部分を研ぎ出しています。

天然木・天然うるしのみを使用しており、お箸を持ったとき不思議と大自然の温もり、木の温もりが感じられるような深みのあるお箸です。

 

この「輪島塗り箸」は細い箸に何度も漆を塗り乾かすを繰り返し、美しく仕上げるために、非常に手間と時間がかかります。お箸の頭を天然うるしで仕上げるとなると、さらに手間と時間がかかります。そして沈金や蒔絵といった装飾技法が施されると、とても高価なものとなりますが、一生の宝物となること間違いなしです。

「輪島うるし箸」

輪島うるし箸とは、木製木地(ヒバ・アテ等)で上塗りが天然うるしを使用して作られていたとしても、地の粉下地が施されていない箸、または下地や箸の頭部分の一部でも合成樹脂塗料を使って仕上げた箸のことをいいます。

今では輪島の箸でうるし塗りというと、ほぼこの「輪島うるし箸」のことをいうそうです。

丈夫な箸を効率よく作るために、下地部分・頭の部分に合成樹脂塗料を使うことが多いためなんだそうです。

「輪島うるし箸」は、お土産や、引っ越しのあいさつ等、ちょっとした手土産に使われます。輪島の箸で贈答や贈り物に一番使われ、喜ばれるのがこちらのお箸になります。

「輪島箸」

「輪島箸」は、高価な天然うるしを使用せず、比較的安価な合成樹脂塗料を使って作られたお箸です。お求めやすい価格設定のお箸が多くあり、お土産として買って帰られる方や季節や料理、器に合わせて日替わりでお箸を楽しむために大量に購入されて行かれる方もいらっしゃるそうです。

オリジナルのお箸が注文できます

『岩多箸店』さんは、オリジナルイラストや企業ロゴ等の名入れ箸の製作でも、多くの実績があります。イベントや行事の景品・記念品・粗品、ノベルティ・オリジナルグッズの作成、婚礼の引き出物やお祝い、引っ越しの挨拶など、日常のちょっとした手土産選びにどうしようかな〜と迷っている方、ぜひ『岩多箸店』さんに、ぜひご相談ください。

箸や漆器は国内、海外でも大変人気があります。仕事や留学の際の粗品として、和風でブランド力のある輪島の箸は喜ばれること間違いありません。

荷物としてもかさばらない為、お土産としても最適です。個人の方、土産物店や旅館等の施設の売店、その他 小売店の皆様、輪島の箸を仕入れてみませんか?

1膳300円、50膳から作ることができます。是非ご相談ください。

『岩多箸店』さんが作る真心のこもったオリジナルの輪島箸は、記念に、そして印象に残ること間違いなしですよ。

「幸せの箸わたし」いかがですか

私は何かあると「人と人を繋ぐ幸せの“箸”わたしだよ」といってお箸を贈ることがあります。

お箸は毎日使うものですよね。
一膳一膳丹精込めて作られた『岩多箸店』さんのお箸を大切な方にプレゼントしてみてはいかがですか?

『岩多箸店』さんの店内で、お箸を選んでいるお客様の様子です。

自宅用、贈り物用にと楽しそうに選んでいるお顔が輝いていました。お箸が大好きなんですね。

色んな柄のお箸を見ていると「どれも欲しくなり困ってしまう〜」とおっしゃっていました。

悩んで、迷って、結局たくさんのお箸を購入していかれましたよ。

見るのも嬉しい…

選ぶのも嬉しい…

使っても嬉しい…

そして贈っても嬉しい…もらっても嬉しい…『岩多箸店』さんのお箸です。

岩多箸店 店舗情報

〒928-0042

住所:石川県輪島市山本町ヲシヤ田8-7

代表者:岩多裕之

TEL:0768-22-0346 

FAX: 0768-22-8873

営業時間 9:00~17:00 ※土・日・祝休み

駐車場:あり

記事内の素敵なお写真は『岩多箸店』さんよりご提供いただきました。

ありがとうございます。

 


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